【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

アッパーナイル便り③ コミュニティ・パワー

アッパーナイル便り③ コミュニティ・パワー

現場では、シルック王国の人々のパワーに驚かされる毎日である。 その(1) パカン村(パニカン郡パカン地区)のコープ パカン村にはパカン郡唯一のコープがある。昨年、パカン村の住民が村長に対してコープを開きたいと提案し、村民会議を開いた上で決め...

あるNGO職員と円安

あるNGO職員と円安

最近の円安傾向はNGOの活動の深刻な影響を与えている。ワールド・ビジョンの全体の基本通貨は米ドルである。 円がドルに対して安くなれば、より多くの円を出さなくては予算どおりに支援事業は実施できないことになる。 たとえば、予算立てをする際に1ド...

アッパーナイル便り② 行動変容への第一歩

アッパーナイル便り② 行動変容への第一歩

行動変容は外部からの情報だけでは起こりえない。「トイレの後に手を洗わずにご飯を食べると病気になるんだ」、「浄水装置からきれいな水を汲んでも水を入れる容器や水がめが汚かったらお腹をこわすんだ。」というひとりひとりの気づきが必要だ。 ワールド・...

アッパーナイル便り① シルック王国は新築ラッシュ(2007年5月)

アッパーナイル便り① シルック王国は新築ラッシュ(2007年5月)

事業地のあるシルック王国では、村のあちこちでトゥクルと呼ばれる茅葺屋根の家の新築ラッシュだ。 シルック出身のスタッフにわけを聞くと、「家が手狭になったため」、「避難先から戻ってきた人たちが多いため」という答えが返ってきた。本格的な雨季(6月...

ダルフール日記③:平和への第一歩となるか

ダルフール日記③:平和への第一歩となるか

ワールド・ビジョンでは、2月11日から14日までの4日間、支援地域25コミュニティのリーダー75人(男性61人、女性14人)を招いて「平和」をテーマとしたワークショップを開いた。「平和」という言葉は、今なお2百万人以上が避難生活を行なってい...

ダルフール日記②:チーム作りは同じ釜の飯を食うことから始まる 2

ダルフール日記②:チーム作りは同じ釜の飯を食うことから始まる 2

スーダン人の同僚より家に招かれることがよくある。砂糖のたくさん入った自家製のレモンジュースに始まり、肉、シチュー、サラダ、チリソース(唐辛子にレモン汁を絞ったもの)、塩とパンが盛られた大きなお盆を囲んで一緒に食べる。イスラム教では左手は不浄...

あるNGO職員の誕生日によせて

あるNGO職員の誕生日によせて

小生もう少しで50回目の誕生日を迎える。一応110歳を目標に日々精進を続けているが、そこまで長寿を与えられたら、きっと世界の長寿ランキングにも入るであろうし、NHKあたりから取材の依頼やら総理大臣が支持率アップを狙って訪問したいなどといって...

ダルフール日記①:チーム作りは同じ釜の飯を食うことから始まる 1

ダルフール日記①:チーム作りは同じ釜の飯を食うことから始まる 1

場所:ワールド・ビジョン・北スーダンのチーム・ハウスNo.2(南ダルフール州都ニヤラ市内) 様々な意味でチャレンジの多いダルフールで働く中で、気分転換の一つは、学生寮のようなチーム・ハウス[i]で台所を共にする同僚と囲む食事だ。私が住むチー...

モロッコでの経験

モロッコでの経験

「NGOで働く前は何をなさっていたんですか?」 この質問も多くの方から頂く。 もうそれは20年以上も前の話であるが、私は青年海外協力隊員として、北アフリカのモロッコと言う国へ派遣された。 職種はなんとバレーボールであった。 当時の私は大学の...

リベリア事業のスタッフ紹介(その2)

リベリア事業のスタッフ紹介(その2)

事業は、実際に現場で汗を流しているスタッフだけでは回らない。現場にいるスタッフとスタッフをサポートする首都モンロビア事務所のスタッフとが協働するからこそ動くのだ。 井戸や家族用トイレの建設や丸太橋・小学校修復用の200種類以上にのぼる道具・...

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