分離帯の少年~バングラデシュで見つけた希望、そして新たな問い
2024年5月某日。ダッカは夜9時。ワールド・ビジョンの活動を視察する目的で、初めてバングラデシュを訪れた私は、10日間の滞在を終え空港に向かうホテルのシャトルバスの助手席で、旅の達成感を覚えていた。 「新しく建設されたバイパスを通るよ。お...
2024年5月某日。ダッカは夜9時。ワールド・ビジョンの活動を視察する目的で、初めてバングラデシュを訪れた私は、10日間の滞在を終え空港に向かうホテルのシャトルバスの助手席で、旅の達成感を覚えていた。 「新しく建設されたバイパスを通るよ。お...
皆さま、ムラホ~!(ルワンダ語でこんにちは!) 突然ですが、今から10秒で、①宝箱 と ②その中に入っていたら嬉しいもの を想像してみてください! ※心理テストではございません(^^; チクタクチクタク. . . . .チーン! 皆さまがど...
最近、どうもお米に対する愛情表現が上手くできない。 それは、お米の研ぎ方が荒くなってきたとか、食後のお茶碗に残る米粒が増えてきた、とかいう話ではない。むしろ、湯気だった白米を見つめた時に心に湧き上がる、日本の伝統的主食としての誇りに、わずか...
早朝5時。 「うっ… 汗が止まらない…… とりあえずトイレへレッツゴー…… 」 人生初の海外出張。最初の一週間を終えた。入団3カ月目の私にはまだまだ慣れないことばかりで疲れが溜まっていたのだろう。土日は食事の時間以外は誰にも会わず、首都のホ...
幼稚園の文集によると、僕の将来の夢は「野球の解説者」だった。 だけど、その理由はまるで覚えていない。なぜ野球選手でなく、解説者なのだろう。そもそも幼稚園生の自分は、野球の解説なんて聞いたことがあったのか。人生のほとんどを「サッカー少年」とし...
「どうして国際協力しようと思ったのですか?」 こういった類の問いはいわゆる国際協力業界で働いているとあちこちで直面する問題である。おそらく「国際協力」という部分は他の言葉に代えられてどのような業界でも始めに聞かれる質問なのではないかと思う。...
カンボジアでの2年間の駐在が終わった。 コロナの感染拡大で幕を開けた初めての駐在、初めてのプロジェクト・マネジャーとしての任務。(関連ブログ:コロナ禍の初駐在~現場で感じた信頼関係と事業力~ ) 帰国して2カ月間ゆっくり振り返ってみると、事...
ベトナムのチャンエン地域開発プログラム(Area Programme、以下AP)が、2022年9月末に支援終了を迎えました。ワールド・ビジョンがチャイルド・スポンサーシップを通して、2007年から日本の皆さまにご支援いただいてきた地域です。...
8月。3年ぶりに訪れたカンボジアで、嬉しい出会いがあった。 ワールド・ビジョン・ジャパンは世界の子どもたちが置かれている状況を伝えるため、テレビのドキュメンタリー番組「世界の子どもの未来のために」を制作している。渡航制限でしばらく行けていな...
仕事をひとことで説明できない 友人に「仕事どう?今何してるの?」と聞かれた場合、答えに窮します。 なぜなら一言では説明しづらいから…。(そういう人は世の中に結構いっぱいいるのではないでしょうか) 「NGOで働いてるよ」「途上国開発の仕事をし...