事業地のあるシルック王国では、村のあちこちでトゥクルと呼ばれる茅葺屋根の家の新築ラッシュだ。
シルック出身のスタッフにわけを聞くと、「家が手狭になったため」、「避難先から戻ってきた人たちが多いため」という答えが返ってきた。本格的な雨季(6月~10月)が始まる前の晴れ間が覗く今、地元で取れる木の枝を組み、藁を葺き、泥を壁に塗る作業を行なっている。家造りは近所の人々や青年会の助けを借りて行なう共同作業だ。新築ラッシュが終わる頃に長い雨季が始まる。
この記事を書いた人
- 大学でスワヒリ語(東アフリカの言語)・アフリカ地域学を学んだ後、在ケニア日本大使館において在外公館派遣員として勤務。そこで、ストリートチルドレンへのボランティアを経験したことから、困難な状況にある子どもたちへの支援がライフワークに。留学、タンザニアでの協力隊を経て、2003年2月よりワールド・ビジョン・ジャパンに勤務。リベリア、スーダン、南スーダン駐在を経て、2010年5月より東京事務所勤務。現在、緊急人道支援課長。関西に住む3人のかわいい甥っ子・姪っ子たちの成長が元気の源。
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