【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

Read Article

ザンビアへ行ってきました(1/2)

10数年振りにアフリカ南部のザンビアへ行ってきました。昨年11月から、こちらで実施している酪農支援事業をモニタリングするためでした。

ザンビアの空港に着陸して一番初めに驚いたのが、国際空港なのに、10数年前と全く変わっていない(!)ということでした。

飛行機と空港ビルをつないでいるブリッジがなく、タラップを降りたら空港ビルまで、強い日差しを浴びながらゴロゴロ荷物を引いて歩いていく、というスタイルは、東南アジアの旅が多い私にとって、タイムスリップしたような感覚を覚えました。かわいらしい2階建ての空港ビルの中もほとんど変わっていませんでしたが、唯一、入国審査の書類の記入が不要となっていたので、思いのほかスムーズに入国審査を抜けることが出来ました。

そんな空港の様子とは正反対に、ルサカ中心部の周辺は随分変わっていました。住宅地が広がり、大規模な駐車場が完備されたスーパーやショッピングモールがいくつも建てられ、道路を走る車も、中古ですが、とても増えました。ショッピングモールは、地元のザンビア人でいつも賑わってました。

また10数年前は、車で信号待ちをしていると、脇に子どもが来て、小さな両手を顔の前に差し出し「小銭を下さい、ご飯を下さい」と窓越しにうったえられることがよくありました。しかし今回は、停車・渋滞している車の間を縫って子どもが何かしている光景は全く見られず(大人の物売りはいましたが)、WVのスタッフいわく、政府の政策でストリートチルドレンは孤児院など保護施設に送られた、とのこと。施設でちゃんと保護されているのだろうか、といった不安も頭をよぎりましたが、路上の変わりようには驚きました。

と、ここまで空港や市内のことを書いたのですが、現地でその写真を撮るのをうっかり忘れていました・・・。

その代わり、酪農支援事業の事業地周辺で出会った子ども達を紹介させてください。次回は、この事業に参加している農家をご紹介したいと思っています。

冠水した道を帰宅する子ども

冠水した道を帰宅する子ども

放課後に学校の脇で書いて遊んでいる男の子達

放課後に学校の脇で書いて遊んでいる男の子達

若いお母さんとその2番目の子ども

若いお母さんとその2番目の子ども

この記事を書いた人

佐々木貴代支援事業第2部 部長
埼玉大学工学部卒、英国マンチェスター大学(UMIST)IDPMにて開発プロジェクト計画・管理修士課程修了。国土交通省の公益法人でODAインフラ事業の形成業務や欧米諸国の建設行政に係る調査業務等を経て、2002年から2年間、UNDPタイ事務所へJPOとして赴任。2004年から約1年半、JICA東京にて都市開発課題の技術協力コンテンツ開発業務等に従事。2006年1月にワールド・ビジョン・ジャパン入団。
Return Top