【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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涙でパソコン画面が見えません

あの子、悲しみや苦しみに押し潰れそうになって、泣いてないかな

そんな「あの子」が、たくさんいすぎて
退団を決意してから、涙が、なかなか止まらない

顔も声も触れ合った感覚も忘れてしまえたら、楽なのに

食べ物もきれいな水も十分にあって
学校で楽しく学べていると、確信を持てれば、泣かないのに

「あの子」は生きているだろうか…

2015年8月バングラデシュのスラム街で出会ったモスミちゃん(10歳)とミナちゃん(12歳)

バングラデシュのスラム街で出会ったミナちゃんとモスミちゃんと(2015年)

ワールド・ビジョン・ジャパンに勤めた6年半
AからZまで色々と経験し、たくさんの素敵な方と出会い、尊い想いを分かち合い、かけがえのない時を過ごさせてもらった
退団を迎えた今、今までの写真を見て、忘れていた思い出が蘇ってきて、ドン引きするほど泣いている

たぶん

あまりにも厳しい環境に置かれた子どもたちの悲惨な状況の記憶

その状況を少しでも改善しようと立ち上がる温かい想いと熱量を持った人たちの記憶

が同時に溢れてくるから、泣いている
悲しいのに、温かい
温かいのに、悲しい
このよく分からない感情に、これからも泣き続ける気がしている(ただの泣き虫説あり)

シリア難民の子どもと(ヨルダンにて)

ヨルダンにてシリア難民の子どもたちと(2016年)

ルワンダの貧しい地域に暮らすアイシャちゃん(私は彼女のチャイルド・スポンサー)に会ったときに着ていた洋服は、地域の人に借りたものだと、あとから知った。「1番きれいな姿で会いたかった」って。

ルワンダに暮らすアイシャちゃんと

ルワンダに暮らすアイシャちゃんと(2015年)

一緒に食べたお昼で渡したファンタオレンジをものすごく嬉しそうに受け取って、ふたをあけて、「あなたが先にたくさん飲んで。あなたのことが好きだから」って。私に笑顔で渡してくれた。

(泣きすぎて、涙でパソコン画面が見えなくなってきた)

空を見上げると、アイシャちゃんをはじめとした名前も顔も声も肌の感触も記憶にある子どもたち30人ぐらいが、私に笑いかけてくる。

ウガンダのビディビディ難民居住地にて

ウガンダのビディビディ難民居住地にて(2019年)

笑ってる。。。良かった。。。泣いちゃう。

この泣き虫が、次は、企業の一員としてSDGsに挑む。

(某S社の Startup Acceleration Programで、SDGsに取り組むスタートアップの事業化や事業拡大をサポートする担当。)

なので、場所や立場は変わっても、より平和で平等、安全でサステイナブルな世の中を目指すことに何ら変わりはない

もはや、これは、一生ブレない

一番近くで喜びも苦しみも見守り、励まし、支え続けてくれた上司の目黒さん、コミュニケーション課のみんな、ありがとう。
その他のみんなも、先に旅立ったみんなも、ありがとう。
だめだ、挙げたらキリがない。
(そしてひきつづき涙でパソコン画面が見えない)

敬愛するワールド・ビジョン、さようなら

今まで、本当に、本当に、ありがとうございました。

May we meet again.

マーケティング第1部 コミュニケーション課
堂道 有香


【堂道スタッフの過去のブログ】
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「死」を知っている子どもたち(2019.02.05)
私の人生を変えた品川マック ~あなたのコーヒーはスモール?レギュラー?~(2018.07.04)
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この記事を書いた人

WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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