【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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国際協力に関心がなかった私が、Chosenに参加して感じた3つの気づき

こんにちは。2021年5月の、日本初のChosen[チョーズン]*に参加した、田尻紗友里と申します。2023年9月に開催されたリアルイベントへの参加がきっかけで、Chosenの体験談を書く機会をいただきました。
*子どもたちがスポンサーを選ぶ、チャイルド・スポンサーシップのまったく新しい始め方です。チャイルド・スポンサーシップは、開発途上国に暮らす子どもたちを取り巻く環境の改善を目指してワールド・ビジョンが実施している支援プログラムです。

2023年9月に開催された「ワールド・ビジョン・カフェ in 東京」の集合写真 (中央が筆者)

2023年9月に開催された「ワールド・ビジョン・カフェ in 東京」の集合写真 (中央が筆者)

「日本初のChosenに参加した」というと、「もともと、ワールド・ビジョンや国際協力に興味があったのでは?」と思われるかもしれませんが、私はChosenを始めるまで、国際協力にあまり関心がありませんでした。
そんな私が、
・Chosenを始めたきっかけ
・初めてチャイルドの写真が届いたときの感想
・今も寄付を続けている理由
・Chosenで寄付を始めた私の3つの気づき
をシェアさせていただきます。

Chosenに申し込んだきっかけ

ワールド・ビジョンのことを知ったのは、お仕事の関係で名前を聞いたことがきっかけでした。ワールド・ビジョンのことを調べていくうちに、Chosenが日本で初めて行われる、という案内を見つけて「最初っておもしろそう」という気持ちで始めました。

Chosenでは、チャイルドがスポンサーを選ぶために使用する、スポンサーの写真が必要です。寄付の名義は私でしたが、Chosenに送る写真には夫も一緒に写りました。せっかくの機会なので写真館に撮りに行ったのですが、プロに撮ってもらったのは結婚式以来だったので、撮影自体も良い思い出です。

初めてチャイルドの写真が届いたときの感想

Chosenに申し込んでから1,2ヶ月経った頃、チャイルドの写真と手紙が送られてきました。サッティヤ君という、6歳の男の子でした。
サッティヤ君の写真を初めて見たとき、不思議と泣きそうになりました。

ちょうど妊活で悩んでいた時期でもあったので、「自分に子どもができたら、こんな風な温かい気持ちになるのかな」と思いました。寄付に関心がなかった夫も、サッティヤ君が私たちの写真を持っている姿を見て、少し感動していました。

今も寄付を続けている理由

Chosenは「チャイルドがスポンサーを選ぶ」というところはチャイルド・スポンサーシップと異なりますが、それ以降の流れは通常のチャイルド・スポンサーシップと同じです。そのため、年に一度はチャイルドの成長報告や写真が届きます。

チャイルド・スポンサーシップは、もともとスポンサーと支援地域が近く感じられる支援だと思いますが、Chosenではより一層、チャイルドとの距離が近いように感じます。

2021年からChosenに参加しているので、今年で3年目。支援当初は6歳だったサッティヤ君も9歳になりました。支援当初の写真と比べると、どんどん成長していく姿が見てとれるので、写真が届くのを毎年楽しみにしています。サッティヤ君の地域の支援終了予定は2026年なので、それまでは支援したいなと思っています。

Chosenで寄付を始めた私の3つの気づき

①カンボジアを身近な国と感じるようになった
私は地方出身ですが、例えば、別の都道府県で人に会ったときに地元の話をしてくださると、懐かしくて嬉しい気持ちになります。それと似たような感覚で、日常で「カンボジア」という言葉を聞くと、「何の話題かな?」と気になります。

②国際協力や環境問題に関心を持つようになった
日々の買い物で「エシカル」や「フェアトレード」といった言葉を意識するようになったのは、Chosenのおかげかもしれません。
Chosenに参加するまで、日頃の生活でそういったことは意識することはなかったのですが、自分たちの生活が途上国での紛争や環境問題に関わっているということを感じるようになりました。
日々の選択を変えていこうと思い、買い物でそういったことを意識したり、途上国で活動されている方の発信を見たりしています。

③ワールド・ビジョンスタッフさんや参加者の熱量
3つの気づきの中で、一番インパクトが大きかったのが、ワールド・ビジョンスタッフさんや参加者の熱量です。
2023年9月に開催された、ワールド・ビジョン・カフェ東京夜の部が「カンボジアでのチャイルド・スポンサーシップによる活動紹介」だったので参加しました。そこで感じたことが、ワールド・ビジョンのスタッフさんも参加者の方も、活動している国1つ1つの歴史や、世界の現状を自分ごととして捉えている、ということでした。
年次報告書やSNSの投稿などで感じる以上の熱量に、これからも活動を応援したい、という思いが強まりました。

2023年9月の「WVカフェ in 東京」でWVJスタッフのお二人と撮影 (左から2人目が筆者、隣は当日初めて会ったチャイルド・スポンサー)

2023年9月の「WVカフェ in 東京」でWVJスタッフのお二人と撮影 (左から2人目が筆者、隣は当日初めて会ったチャイルド・スポンサー)

さいごに

私のように、今まで国際協力に関心がなかったとしても、Chosenに参加することで、新たな気づきがあると思います。
この投稿を見て、Chosenに興味を持って参加くださる方が1人でも増えたら嬉しいです。

実は、私はキフシルというサイトを独自に運営し、NPOを紹介する活動を行っています。チャイルド・スポンサーとしての支援に加え、私にできる「何か」を、これからも増やしていけたらと思っています。

関連ページ
Chosen特設ページ
チャイルド・スポンサーシップとは
2023年9月開催 ワールド・ビジョン・カフェ in 東京

この記事を書いた人

WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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