こんにちは。長崎大学多文化社会学部4年の鳥羽 乃愛(とば のあ)と申します。2023年4月から、新規ファンドレイジング課のインターンとして活動させていただきました。この記事では、私の業務内容を紹介したいと思います。
印象に残った業務①:ワールド・ビジョン・カフェin福岡
大学がある長崎に在住しているため、通年リモート勤務で活動させていただきました。インスタグラムを始め、各SNSの投稿作成や、スタッフを対象にしたインタビュー記事の作成、「1000GIRLSプロジェクト」の認知度向上に向けたインスタグラムキャンペーンの企画・実施などの業務に携わらせていただきました。なかでも、昨年12月に福岡で行われ、お手伝いをさせていただいたワールド・ビジョン・カフェが最も印象的な活動でした。それまで1度もワールド・ビジョンの東京オフィスには行ったことがなかったのですが、福岡でイベントが開催されるということで、ワクワクと緊張が入り混じった気持ちで会場に向かいました。
会場では、早くから支援者のみなさまが集まってくださり、なかには手土産を抱えてお越しくださる方々や、小さなお子さまの手をひいて来てくださる方もいらっしゃいました。これまで、SNSなどで顔が見えない情報発信をしているなかで、ご支援者の方々と直接交流ができたことは非常にうれしく、貴重な時間でした。
「もう何年前から支援を始めたのかわからない」というくらい、長く応援してくださっているという声も聞くことができ、このワールド・ビジョンというあたたかな輪に関われていることを心から誇りに、また幸せに思いました。
そして直接お会いできたのは支援者の方だけではありませんでした。イベントを担当された與十田(よそだ)スタッフと高山スタッフにも対面で一緒に活動することができました。おふたりとも、支援者の方と仲睦まじく、家族のように親しく話している様子がとても新鮮でした。支援者の方のお話に涙ぐむ繊細で優しい與十田スタッフと、終始明るく楽しい雰囲気を会場いっぱいにつくりだしていた高山スタッフは、まさにWVJをぎゅっと凝縮したようなお人柄でした。
帰り際には、「いつか、ここ(ワールド・ビジョン)に戻ってくるんだよ」とご支援者の方から、あたたかな言葉をかけていただきました。わずか2時間のイベントにも関わらず、おそらく誰よりもワールド・ビジョンの魅力に取りつかれ、体中がぽかぽかとした状態で帰りのバスに乗りましたが、楽しさが収まらず、1分たりとも寝付くことができませんでした。
印象に残った業務②:1000GIRLSプロジェクトのプレゼント企画
その他の業務は、デスクワークが基本でした。そのなかで最も印象的だったのは、「1000GIRLSプロジェクト」の認知度向上に向けたプレゼント企画です。インスタグラム上で、若い世代をターゲットに、応援してくれる人を増やすための施策を企画しました。
多くの方が「途上国の女の子を取り巻く理不尽な現実」に対してコメントを通して参加してくださいました。ただ、参加してくださった方は、もともとワールド・ビジョンとつながってくださっている方々が多く、これまでワールド・ビジョンを知らない方々へ企画を届けることができず、「認知度を高める」という点では、微妙な結果になってしまいました。そして、1000人の女の子のチャイルド・スポンサーを見つけるという1000GIRLSプロジェクトの目標もわずかに達成することができませんでした。
悔しさが残る一方で、この企画を通し、適切な目標設定、効果の測り方に関してフィードバックをいただいたり、プレゼント(オリジナルステッカー)のデザインも任せていただいたりして、多くの学びを得ることができました。
次の目標
大学卒業後は、アメリカの大学院に進学し、ワールド・ビジョンのような国際NGOで働くために必要となる学術知識や実践的なスキルを学びたいと考えています。インターンとしての経験は、この先の目標を明確にしたり、自身の特性を見つめ直したりするうえで、非常に有意義な経験でした。特に、リモート勤務でありながら、スタッフやご支援者の方々との交流をはじめ、ワールド・ビジョンの「人となり」を知れたことが、国際NGOで働きたいという夢をより現実的なものにしてくれたように感じます。この機会を、多くの国際協力に関わりたい方々に経験してほしいです。
ワールド・ビジョン・ジャパン 新規ファンドレイジング課インターン
鳥羽 乃愛
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