はじめまして。2022年4月から2023年3月までワールド・ビジョン・ジャパンの新規ファンドレイジング課で1年間インターンをしていました、大学3年生の黒沢菜々です。
現在は国際関係学を専攻し、国際政治や日本の外交について学んでいます。インターンでは、主にインスタグラムの投稿を作成していました。ワールド・ビジョン・ジャパンのリール(動画投稿)をチェックしたことあるよ、という方いらっしゃいますか?実はあれ、私が制作していました。何か感想やアドバイスがありましたら、ワールド・ビジョン公式インスタグラムにてコメントお待ちしています
今回は、ワールド・ビジョン・ジャパンで私が経験した1年について皆さんとシェアできたらなと思っています。
なかなか上手くいかない、インターンシップ
インターンシップに応募した1年前の私は、やる気と期待でいっぱいでした。知り合いがワールド・ビジョン米国の職員であり、私自身もボランティア活動に参加したこともあって、インターンに合格した時、これは運命だ!よし活躍するぞ!とはりきっていました。
私の作成した投稿で新たにワールド・ビジョンを知ってくれる人が増えてくれたら…!期待を胸に活動を始めました。
気分は鳴り物入りの新人でインターンシップを開始。しかし、待っていたのは自問自答ともどかしさでした。
個人のインスタグラムとは全く違う、公式としてコンテンツを制作し投稿する責任。多くの人に見てもらうためにはどの写真がいいのか、キャプションの文章はどのように書いたら相手に伝わるのか、悩みに悩んで一つの投稿を作り上げるのに時間だけが経っていくことも多々ありました。
これは上手く作れたんじゃないかと自負していた投稿でも、思っていたより閲覧数が伸びなかったり、逆になんでこのリールは伸びたんだろう?なんて分析してみたり、ワールド・ビジョンの良さを発信する最適な方法を模索しては悩んでばかり。
・自分の投稿では見てくれる人に届いていないんじゃないか?
・専門知識のない私は周りに比べて仕事も遅いし迷惑かけてるかも?
・学業との両立が難しくて、ちゃんとワールド・ビジョンに向き合っていないんじゃないか?
・私、ここにいてよかったのかな?
根っからのネガティブ思考全開です笑
でもこれが本当の私で、自分の仕事のできなさにがっかりしていました。
迷いながらのインスタライブ
半年が経ち、なんとか投稿作成に慣れましたが、次に舞い込んできたチャレンジはクリスマス・キャンペーンの中での「インスタライブ企画」でした。
もともとワールド・ビジョン・ジャパンのファンとして前インターン生の方々のインスタライブも拝見していましたが、30分のライブ企画は一筋縄では行きません。
私が担当したのは、テレビのドキュメンタリー番組の撮影で昨年カンボジアに渡航した山下スタッフをお迎えし、現地で出会った子どもたちの様子を語ってもらう、というライブ。
カンボジアの子どもたちに焦点を当てつつ、
・インスタライブの目的、目標、評価方法
・ライブを視聴してくれる方のターゲット像の設定(層の年齢、性別、関心など)
・ターゲットとする方が集まりやすい時間帯
・興味を持ってもらいやすいタイトルやトピック
などなど…
リサーチをしても案を練り直しても足りないことだらけ。
一体、インスタライブは成功するのでしょうか…
憧れの先輩
特にメンター役である佐野スタッフには何度も助けていただきました。物腰柔らかで優しい笑顔の佐野スタッフには、インスタグラムの投稿やライブをより良いものをするため、
毎回丁寧にアドバイスをくださいました。
同じミスやわからないことに嫌な顔一つせず対応してくださる包容力。ふんわりとした雰囲気を持っていながら適切なコメント、溢れ出る知識量。
これが、「できる人だ…」
かっこいい、私も佐野スタッフのようになりたいな、と勝手ながら思うようになりました。
心配から充実に
不安だらけだったインスタライブ。サポートを受けながら何度も何度も修正を重ね、無事、企画を練り上げ本番を迎えることができました。
当日は山下スタッフ、佐野スタッフ、そして與十田スタッフのおかげで目標を大きく上回る180名以上の方に参加していただきました!
ライブ終了後、スタッフの皆さんからいただいた「黒沢さんがいてくれるから本当に助かっている。ありがとう」
声をかけていただいたことが、自分の些細な力でもワールド・ビジョンの一員として「できることがある」と気づけた瞬間でした。
ワールド・ビジョンには他にも「わ、できる人だ」な知識も経験も豊富なスタッフが沢山います。そんな方々の輪に入れるか心配でしたが、ここで出会った皆さんが温かく私を受け入れてくださいました。
普段の活動は基本的にオンラインでしたが、離れた場所で活動しているインターン生のために東京のオフィスで他の部署のスタッフも交えた座談会を開いてくださったことも。
キリスト教精神に基づく団体であるので、お昼休み前には職員もインターン生もボランティアの方も集まって聖書を学ぶ時間があります。ただ個人プレーで仕事をして結果を出すのではなく、様々なバックグラウンドを持つ全員が心を一つにして世界の子どもたちのために働いている、素敵な場所なんです。
今回は1年間の活動を通して私が感じたことを書かせていただきましたが、もしインターンを迷っている方がいたら伝えたいことは、
「すべての人々に”何もかも”はできなくとも、誰かに”何か”はきっとできる」
ワールド・ビジョンの創設者ボブ・ピアスの言葉です。の受け売りです…
知識なんてないし、大変そうだし、私にはできないかもしれない、それでいいんです。完璧じゃなくても大丈夫。たとえ不器用だったとしても、自分に自信がなかったとしても、誰かのために何かはしたい、そんなあなたの気持ちをワールド・ビジョンは受け止めてくれます。大切にしてくれます。
ワールド・ビジョンを通して、あなたに良い出会いがありますように。
マーケティング第1部新規ファンドレイジング課 インターン
黒沢 菜々
ワールド・ビジョン・ジャパンは、東京マラソン財団チャリティ「RUN with HEART」の寄付先団体です。
東京マラソン財団チャリティ「RUN with HEART」公式ウェブサイト
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この記事を書いた人
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世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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