【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

Read Article

【インターン体験記】私がInstagramの発信にかける想い

はじめまして!
2019年4月から新規ファンドレイジング課でインターンをしています、山本まどかです。
ニューヨークで生まれ、5年半過ごした後、香港に3年間暮らしました。
日本へ帰国後、再びアメリカ・スタンフォードに1年間住みました。
現在は大学2年生で、専攻の経済学のほかに、ジェンダー論なども興味を持って学んでいます。

私の主な仕事は、SNSでのチャイルド・スポンサーシップの紹介です。
Facebook, Instagram, LINEなどで発信をしていますが、その中でもInstagramの運用を任されており、この間リニューアルしたばかりです。
まだ試行錯誤中ですが、すてきな世界観をお届けできるよう頑張っていますので、ぜひチェックしてみてください!!
フォローはこちらから⇒ https://www.instagram.com/WorldVisionJapan/

ワールド・ビジョン・ジャパンのInstagramページ

ワールド・ビジョン・ジャパンのInstagramページ

さて、このブログで何を書こう・・・とずっと頭を悩ませていました。
というのも、他のスタッフさんは支援地でのお話をされ、他のインターンさんは一年間の総まとめのような内容を書かれますが、私はまだ5カ月ほどしかインターンをしていません。ですので、ここは潔く他人から聞いた話をします。
2つ、私の心に残っている話をご紹介します。どちらも父から聞いたものです。

「読み書きができない人がいる」と知った衝撃

1つ目は、両親がエジプト・カイロへのハネムーン旅行の話をしてくれたときのこと。
2人は、地元の子どもたちとサッカーをし、写真を撮ったそうです。しかし、「写真を現像して送ってあげるから、住所を教えて」と聞いたところ、読み書きができる子どもはおらず、子どもたちはしばらく考えたあと、そのうちの1人の子の家が経営しているお土産屋さんのショップカードを持ってきたそうです。
「読み書きができない人がいる」というのは、その話を初めて聞いた小学校低学年ころの私にとっては、すごく衝撃的でした。
自分は帰国子女で、さまざまなバックグラウンドを持つ人と接してきたと思っていたけれど、それはすごく限られた世界での話で、自分が知らない世界がもっと広がっていることに初めて気づきました。

命の危険を感じながら参加を決めた、フィリピンでのお葬式

2つ目は、父が単身赴任していたフィリピンでの話。
ある日の仕事の後、フィリピン人の女性スタッフのお母さまのお葬式に向かった父。

彼女は貧しい町の、貧しい家の出身でした。街灯がなく、ホームレスや野良犬がたくさんいる、スーツ姿があまりにも似合わない光景を前に、父は命の危険も感じたそうですが、覚悟を決めて歩き出しました。歩くこと約10分、スタッフの実家に着くと、大勢の親戚・隣人の方々が迎えてくださり、お葬式が執り行われました。

お葬式の後、貧しいはずなのに、豪華なお寿司の出前をとってくださっていたことを知り、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。親戚の方々からも、英語は喋れないけれど「何かしなきゃ」といった気遣いや焦りがすごく伝わってきたそうです。そして、家の中はすごく簡素だったけれど、たくさんの表彰状やメダルだけがあり、それが家を彩っていたそう。
父は、彼女がいかに家族の、そして町の誇りであったかを知った、と話してくれました。

単身赴任中の父のもとを訪れた際に撮影した、マニラ市内でのお気に入りの1枚。道路脇にはモノ売りをする子どもたちがたくさんいました

単身赴任中の父のもとを訪れた際に撮影した、マニラ市内でのお気に入りの1枚。道路脇にはモノ売りをする子どもたちがたくさんいました

わたしも、何かの役に立ちたい

私はすごく優秀なわけではないし、何かにすごく秀でているわけでもないけれど、少なくとも一生懸命になることはできて、何かの役に立てられるはずだと考えるようになりました。

間接的ではありますが、そんなことが私の心を動かし、以前から興味を持っていた国際協力に何らかの形で携わりたいと思い、インターンを始めました。

チャイルド・スポンサーシップは月々4,500円を寄付する支援プログラムですが、確定申告により実質の負担額は月々2,767円となります。
私たちが2,767円でやること……例えば、食事。
1カ月に一度、外食を控えるだけで、途上国の子どもとその家族の命が救われ、健康的な生活を送れるようになるんです。生きる希望を見出せるようになるんです。
気付いてないかもしれませんが、
私たちにできることは、想像以上だと思います。

そのことを知ってほしくて、また少しでも途上国の現状に興味を持ってほしくて、私はSNSで発信しています。

私の活動で一人でも多くの子どもの命が守られるよう、
これからも頑張ります。

Instagramのフォローもよろしくお願いします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

去年訪れた、ハンガリー・ブダペストの国会議事堂前。私と父です

去年訪れた、ハンガリー・ブダペストの国会議事堂前。私と父です

 

インターン中の私です。優しいスタッフの方々に囲まれ、多くのことを勉強させていただいています

インターン中の私です。優しいスタッフの方々に囲まれ、多くのことを勉強させていただいています

マーケティング第1部 新規ファンドレイジング課 インターン
山本 まどか

 

***************************
【インターンブログ】
【インターン体験記】ワールド・ビジョン・ジャパンのWEBマーケティング
国際NGOはどんな職場?グローバル教育インターン体験記
【インターン体験記】国際NGOって何をするの?ためになるの?
理系女子大学院生が国際協力NGOでインターンをしてみたら…

【関連ページ】
インターンとして協力する
ボランティアとして協力する
募金/寄付して協力する
まずは知る・・・メールアドレスを登録して「世界の子どもたち」を購読する(週一程度)

この記事を書いた人

WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
Return Top