【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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「今、私にできること」~大切な存在だと伝えたくて~

町ではクリスマスを迎えて、華やかなイルミネーションに彩られ、クリスマスソングが流れ、賑やかで楽しい季節になりました。クリスマスはイエス・キリストの降誕をお祝いする時ですが、最初のクリスマスはどうも明るく楽しい時ではなかった様です。約2000年前のユダヤ地方はローマ帝国の圧政の中で暗い時を過ごしていました。その暗闇の中に、光のように輝く存在として現れたのがイエス・キリストだと聖書は語っています。「光は闇の中で輝いている。・・・その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである」(聖書:ヨハネによる福音書)

困難や痛み苦しみという暗闇の中にいる人にとって、闇の中で輝く光は希望をもたらす存在です。

今年を振り返ると、多くの国で苦しみや痛みがありました。ヨーロッパにまで逃れたシリア難民は400万人を超え、いまだにシリア国内には760万人もの国内避難民がいます。

メディアではほとんど取り上げられていませんが、2011年に独立を果たした南スーダン共和国では、今なお640万人が戦火の影響を受けていて、少なくとも22万9000人の子どもが重度の急性栄養不良に陥っていると推定されています。

ネパールでは大地震が発生し、復旧作業は諸事情から遅れていますし、パリでのテロ事件は世界中を震撼させました。それらの場に置かれた一人一人の痛みを思うと心が張り裂けそうになります。

一方、私たちの日常生活でも思い通りに行かなかったことがあったかもしれません。自分の無力さを感じ、どうすることもできない絶望感を持った方もおられるでしょう。でもクリスマスの時、暗闇に輝く光があること、希望はあることを覚えたいのです。

貧困や差別の中にある途上国の方々にとって、自分は忘れ去られた存在ではない、自分を思ってくれ、助けてくれる存在がある、と言う事を知ることは暗闇に輝く光を見出すことであり、希望です。誰かが自分たちのことを思い、支援してくれているということは、生きる力になり、将来への希望につながるのです。

フィリピンの支援地域の子どもたちと

フィリピンの支援地域の子どもたちと

ワールド・ビジョン・ジャパンが行う、チャイルド・スポンサーシップが、物理的な支援だけでなく、希望をもたらす支援になるように、とクリスマスの時、改めて思っています。

それは、皆さまのご支援、ご協力があってこそ可能となることです。皆さまのご支援を心から感謝申し上げると共に、更に多くの方々がチャイルド・スポンサーになっていただきたいと願っています。

12月28日までにあと700人のチャイルド・スポンサーを募集しています。皆さまのご支援をお願いします。

クリスマスまでの「この子を救う。未来を救う。」キャンペーン期間中に、ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフ、ボランティア、インターンの支援に携わる想い「今、私にできること」シリーズをお届けしてまいりました。お付き合いいただきありがとうございました。

「今、私にできること」シリーズアーカイブ:

第1回 新たな担い手を探して
第2回 クリスマスプレゼントのように
第3回 これから社会人になる私にできること
第4回 1日1発信から始める
第5回 急ぎ、急ぎすぎない支援
第6回 一人でも多くの子どもの”I love my life!”のために
第7回 ボランティアスタッフの私に出来ること
第8回 感謝の気持ちを忘れない
第9回 取り残される脆弱国・紛争影響国への支援
第10回 あなたの「え!?」が聞きたくて
第11回 何もかもは出来なくとも、何かはきっとできる
第12回 大切な存在だと伝えたくて

この記事を書いた人

片山常務執行役員
片山常務執行役員ワールド・ビジョン・ジャパン常務執行役員
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、事務局長。
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2001年から常務理事を兼務。2017年3月で事務局長を退任。
現在、常務執行役員。https://www.worldvision.jp/news/shien/20170331.html
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)
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