【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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片山事務局長のつぶやき

ワールド・ビジョンニュース 2012年冬号

ワールド・ビジョンニュース 2012年冬号

ナチの強制収容所に入れられた体験を持つ精神学者のフランクルは、「苦悩する人間は、役に立つ人間よりも高い所にいる」と書いています。

しかし、グローバル化と市場経済化が進む今日の世界では、効率性、有効性が求められ、役に立たないと評価された者が負け組となる、格差社会が生み出されていると言われています。

途上国の人々にとってはその価値と尊厳が損なわれ、苦難を強いられる結果にもなります。ですが、実際にはそれらの人々の人としての素晴らしさや、尊厳を感じることが多いのです。フランクルの言葉を肝に銘じながら、働き続けなければと思います。

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この記事を書いた人

片山信彦 常務理事ワールド・ビジョン・ジャパン常務理事
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、2000年から2017年まで事務局長(2002年から2016年まで常務理事を兼務)。2017年4月から2018年9月まで常務執行役員。2018年10月から2020年3月まで業務執行顧問。2020年4月より現職。
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)
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