私も、バングラデシュの女の子のチャイルド・スポンサーをしています。
名前はリピといいますが、7年前にチャイルド・スポンサーになって紹介された時に小さかった女の子の成長を、私がどのように実感しているかを3つの材料で話したいと思います。
最初は写真です。もちろんすべてのスポンサーの皆さんは、毎年送られてくる成長の記録とともに写真を受けとっていると思います。
こちらの写真にあるように、最初は家族と撮った写真ばかりですし、にこりともしていない、物静かな女の子でした(写真①)。
毎年送られてくる写真で身体がだんだん大きくなってきているのはわかりますが、全然にこりともしていないので、私としては少し不満な気持ちがありました(写真②③)。
しかし、バングラデシュの子どもたちは、日本の子どもと違って写真にとられることになれておらず、写真を撮るときに緊張したり、時には怖がって泣き出す子もいるぐらいですので、リピも緊張しているのだろうなーと思っていました。
ところが、2年前の写真から(写真④)、愛嬌が出てきて、表情も豊かになり、笑顔が見られるようになりました。一番最近の写真では、ちょっとコミカルな表情を見せており、こんなところから、リピもだんだん大きくなってきているんだなーと感じています。
(あと2つは、次回に続く)
この記事を書いた人
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1983年大阪府立大学農学部農芸化学科卒業後、総合化学メーカーの日産化学工業株式会社の農薬部門で6年間勤務。同社を退職後、1989年11月より3年1カ月間、国際協力事業団(JICA)青年海外協力隊員としてバングラデシュへ派遣され稲作を中心とした農業・農村開発の活動を行う。その後、青年海外協力隊調整員として3年6カ月ネパールに滞在、次いで青年海外協力隊シニア隊員として再度バングラデシュに派遣されモデル農村開発プロジェクト・協力隊グループ派遣のリーダーとして2年3カ月間、農村開発の業務に携わる。
2000年9月より米国フラー神学大学院世界宣教学部(Fuller Theological Seminary, School of World Mission)へ留学、異文化研究学修士(MA in Intercultural Studies)を取得。ワールド・ビジョン・インディアのタミールナドゥ州パラニ地域開発プログラム(Palani Area Development Program) での4カ月間のインターンシップをはさんで、2003年9月より英国サセックス大学大学院に留学、農村開発学修士号を取得する。
2004年12月国際協力機構(JICA)アフガニスタン事務所企画調査員として8カ月間カブール市に滞在。2005年9月よりワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 部長として勤務。
2021年3月退団。
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