本日はワールド・ビジョン・ジャパンがワールド・ビジョン・ソロモンと協力して実施している事業について書かせてもらいます。
正式名称は「ソロモン諸島成人識字教室援助事業」という事業名ですが、簡単に言えば、大人の人に文字の読み書きを教えるという事業です。
ソロモン諸島はその名の通りに100余りの島々からなり、言語も約90言語あると言われています。共通の言語はピジン語と英語ですが、英語を話さない人はたくさんいます。
また自分たちの言語やピジン語を話していても、それらの文字を書いたり読んだりすることができない人たちがたくさんいます。そのような人たちに、ピジン語の読み書きを習ってもらって、生計を向上してもらうというのが、事業の目的です。
日本で生活していますと、文字の読み書きができないということはあまり身近ではありませんが、ソロモンではまだまだ大きな問題です。私たちの事業によって、読み書きができるようになった人たちがどのように変わっていくのか、楽しみです。
この記事を書いた人
- 大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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