日本NGO連携無償資金協力を得て、2012年12月より開始しました「ディエンビエン省における妊産婦・新生児の健康改善事業」も終わりを迎えています。2016年2月9日に事業は正式に終了しますが、事業終了にあたり、2016年1月20日に事業地のあるディエンビエン省の省都にて事業終了時ワークショップを開催しました。
このワークショップでは、保健省からの代表も招待し、ディエンビエン省の保健局、事業の直接対象地であったトアンザオ郡、ムオンチャ郡の事業関係者を招いて、この3年間で事業が達成したこと、事業終了後も保健局や郡病院が率先して継続していくべきこと、また事業対象地以外でも実施するとよい活動などを話し合いました。
特に当事業にて研修を受けて村落出産介助者になった女性の現在の活動についての発表は、今までブログでも何度か報告させてきていましたが、私にはとても嬉しいものでした。
この3年間で達成できたこともたくさんありますが、同時に今後の課題もいつくか残っています。この後、今まで一緒に事業を実施してきた郡病院や各コミューン保健センターに率先してそれらをの成果も課題も引き継いでいってもらいます。
この3年間の振り返りは、私にとっても非常に感慨深いものがありました。当事業はこれで終了しますが、ワールド・ビジョンによる地域開発事業はまだ続いていますし、これからもワールド・ビジョン・ジャパンとしてもベトナムだけでなく世界各地で事業を行う際に、今事業の3年間で学んだことを生かして、既存の事業、また今度実施する事業をよりよくしていければと思いました。
皆さまもこの3年間のご協力ありがとうございました。あと残りの事業期間、そして事業期間終了後も最後の片付けが残っています。あと少しのベトナム事業、最後まで頑張ります!
この記事を書いた人
- 大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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