【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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「たった一度会っただけなのに・・・!」

たった一度しか会ったことがないのに、忘れられない人っていませんか?
これを世は「一目惚れ」というのか、はたまた、ただの「思い込み」というのかはわかりませんが・・・。

もしかしたら皆さんにも一度しか会ったことがないのに、ふとしたタイミングで思い出す人がいるかもしれません。

例えば、
旅行先で出会った人
授業で隣の席にたまたま座った人
落とし物を拾ってくれた人
教育実習の先生 などなど。

たった一度の出会いがその後の人生に大きな影響を与えますよ~!っていうありきたりな話なんじゃないの?と思いますよね。今回は初めてのブログということもあるので、あまり冒険はせず、まずはちょっと個性的な私の「ありきたりな話」を書いてみようと思います。よかったら最後まで読んでいってください!

自己紹介が遅れましたが、私はワールド・ビジョン・ジャパンでグローバル教育を担当しています、且田(かつだ)真理と申します。大学を卒業後に民間企業に就職したのち、今は大学院で学びながらNGOで働いている、というちょっと変わった経歴の持ち主です。

ワールド・ビジョンには当初「インターン」として働き始め、世界のワールド・ビジョンの現場から届く動画の編集を担当していました。去年の秋にはインスタライブ「新人インターンが聞く!」シリーズで、スタッフの皆さんへのインタビューにも挑戦。現在は「アルバイト」としてグローバル教育を担当し、日本の子どもたちに世界のことを伝える仕事に携わっています。

私の「たった一度会っただけなのに」

ワールド・ビジョンでグローバル教育を担当することになって以来、派遣講師として学校に伺うなど、子どもたちに会う機会がぐんと増えました。
いろんな子どもに会うなかで、学生時代の自分を思い出すことがよくあります。

正直なところ、私の学生時代の思い出は部活のことだったり、学校の近くのおいしいオムライス屋さんに行ったことだったりで、毎日何時間も受けていたはずの授業の内容のほとんどは地球のかなたへ…(先生がこのブログを見たら怒られてしまいそうですが)。

しかし、唯一社会人になっても未だに思い出す、記憶に残る授業があります。
それは、大学四年生のゼミで、指導教授が特別ゲストの方を招いてくださった、たった一回きりの授業でした。

その特別ゲストは、京都のコミュニティラジオで「難民ナウ!」という番組を制作されている、宗田勝也さんという方でした。「難民問題を天気予報のように」をコンセプトに日々の番組を放送している宗田さんは、授業でも難民問題を分かりやすく、身近なものと感じるように話してくださったのが印象的でした。

当時、私は国際系の学部に所属しており、世界で起こっている問題などを日々学んでいました。でも、どれも机上の空論で「難民」「紛争」「飢餓」などは、「遥か遠い国で起こっていること」といったボヤッとした印象でした。

宗田さんがしてくださった授業も、強く心に刻まれる「何か」は感じたものの、それが一体「何」なのかわからないまま、社会人になってしまいました。

その後、民間企業に就職し、せわしない毎日を過ごし、そのボヤボヤした「何か」のことすらすっかり忘れてしまっていました。
しかし、ある時に業務の中で新品の衣類を大量に廃棄する状況に直面し(会社のロゴ入りの衣類で、ロゴ部分を1枚ずつハサミで切らなければいけなかった・・・涙)、急にその「何か」が不意に頭をよぎったのです。

「廃棄なんて、ちょっと待った!」

ぼろぼろになってしまった服しか持っていない人や、寒い日も寒さをしのぐ温かい服を持っていない人が世界にはたくさんいる。それなのに、新品の服が捨てられてしまうなんて・・・。必死に「どうにかしたい」という気持ちになりました。そこから国際協力の道を本気で目指すようになり、紆余曲折を経て今に至っています。

「たった一度」の出会いも、誰と出会い、何を学び、何を経験するか、そしてそれをどう感じるかは人それぞれです。その時は分からなかった「何か」も、いろんな経験とともに今は少しずつはっきりしてきたように思います。こうして私の心に種をまいてくださった宗田さんや色々な機会を与えてくださった大学、そして企業にも感謝しています。

世界の問題と子どもの関心の狭間で

さて、教える側の立場になった今、世界の子どもたちを取り巻く問題を子どもたちに伝えるのは簡単ではないことを実感しています。

貧困や飢餓、紛争、児童婚、児童労働などセンシティブな内容で、感情が豊かな幼い子どもたちは私たちが想像しているより暗い気持ちになってしまったり、逆に、あまり身近ではない問題に関しては少し現実味がわかなかったりします。

そんな中で「どうしたら関心をもってくれるかな?」と日々格闘中です。

派遣講師として中学校にうかがった筆者(右端)

派遣講師として中学校にうかがった筆者(右端)

おとなもそうですが、興味のあることや面白いなと思えることでないと、なかなか続かなかったりしますよね。子どもたちも、ゲームや遊びなど楽しいと思えること、好きなこと、関心のあることには夢中になります。

なので、まずは「むむむ、この話なんだか面白そうだぞ!!」と子どもたちに少しでも関心をもってもらえるような授業をこれからもできたらと思っています。

現在、私の所属しているコミュニケーション課では、7月・8月に実施予定のサマースクールの準備中です。

参加してくださる小学生の皆さんにとって、素敵な出会いになればと思いながら、私もコンテンツを作成しています。

もしご関心のある方は、サマースクールのページもチェックしてくださると嬉しいです!
ワールド・ビジョン・サマースクール2022

松本(左)、望月(中央)、筆者の3名がサマースクールで皆さまをお迎えします!

松本(左)、望月(中央)、筆者の3名がサマースクールで皆さまをお迎えします!

ここまで読んでくださった方、ありきたりな私の話にお付き合いくださり、ありがとうございました。「たった一度会っただけ」でも心に種がまかれるような、素敵な出会いが皆さまにたくさん訪れますように!

コミュニケーション課
且田 真理


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この記事を書いた人

WVJ事務局
WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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