【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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カンボジアを拠点に、人身取引のプロジェクトで働いています!

メ・ソート(ミャンマー国境の町in タイ)のビルマ人コミュニティにて

メ・ソート(ミャンマー国境の町in タイ)のビルマ人コミュニティにて

2010年9月からカンボジアに駐在し、人身取引のプロジェクトで働いています。初めの一年は新しいプロジェクトの準備期間でしたが、2011年の10月からメコン拡大地域の6カ国(カンボジア、中国、ラオスミャンマータイベトナム)を対象とした、特に人身取引の被害者保護に焦点を当てたプロジェクトが始まりました。2012年から2016年までの5年間のプロジェクト。日本をはじめ、オーストラリア、カナダ、台湾の事務所から支援を受けています。

プロジェクトが始まって、10カ月。あっという間に、一年目も終盤になってきました。ファンドする側のプログラム・オフィサーから一転、プログラムを運営する立場になって、本当に右往左往した一年でした。

クロスボーダー・ミーティングの様子

クロスボーダー・ミーティングの様子

6カ国を対象とした地域プロジェクトのプロジェクト・マネージャーという仕事柄、人身取引の被害者、支援地域の人々との関わりがあると同時に、「人身取引に対処するメコン流域国調整閣僚級イニシアティブ」(COMMIT)のような、6カ国政府の閣僚会議に参加する機会もあり、あらゆるレベルの取り組みを見ることができるのが面白みでもあり、仕事の重みに対する脅威でもあります。事務所内の人間関係や、事務所同士の人間関係に、世代の違い、文化の違いなどなど、今まで思いもよらなかった価値観にぶつかって「どうしてー」と空に向かって叫ぶ毎日です。でも・・・。やっぱり、やりがいと面白さは格別です!

これから、少しずつ、こちらの出活動の様子を、ブログで紹介できれば・・と思っています。

この記事を書いた人

池内千草支援事業部 プログラム・コーディネーター
東北大学大学院修士課程修了後、私立高等学校にて英語講師として勤務。その後タイ王国チュラロンコン大学大学院タイ研究講座を修了。タイの東北地方の農村にて調査・研究を行い、NGOと女性の織物グループの形成をジェンダーの視点から考察した。2003年から2006年までの3年間、タイの国際機関(UNODC, UNAIDS, UNESCAP)や日本のNPOなどでインターン・コンサルタント・国際スタッフとして契約ベースで勤務。帰国後、千葉の財団法人、海外職業訓練協会にて、APEC・ASEAN域内諸国を対象とした、人材育成フォーラムや技能研修などの研修事業に携わった。2008年2月ワールド・ビジョン・ジャパン入団。2010年10月より2016年6月まで人身取引対策事業のためにカンボジアに駐在。日本に帰国後、支援事業部 開発事業第1課配属。2021年9月より休職(別組織より南スーダンに赴任)。日本に帰国後、2023年10月よりワールド・ビジョン・ジャパンに復職。
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