現在ベトナムで私が担当している「ディエンビエン省における妊産婦・新生児の健康改善事業」は3年間の計画で実施していますが、この2月の初めで、無事に2年目の事業が終了し、無事に3年目の事業に入りました。
2年目事業の終わり近く、1月の最終週には、事業を一緒に実施してくれている現地政府の担当者や協力者たちとの会議が行われました。この会議では、2年目事業の1年間に行った活動を振り返り、良かった点、改善ができる点を話し合し、そこからつなげて、3年目の計画についての話し合いをしました。
良かった点では、医療研修を受けたことや医療器材が揃ったことにより病院施設内でのサービスが向上したことなどがあげられました。また嬉しいことに、施設での分娩数も事業開始時よりも増えてきています。
当事業は外務省の日本NGO連携無償資金を受けて実施していますが、3年目も無事に資金援助を受けることができることになりました。日本の皆さまのご支援を受けて、今年度も頑張ります。
2月10日に始まった3年目は、当事業3年間の最終年として、事業が今出しつつある成果を事業終了後も、ワールド・ビジョン・ジャパンがいなくなった後もどのように効果的に継続していくかということに重点を置いて、実施していく必要があります。そのためにもこの1年、現地協力団体、また実際に現地で事業の目的を達するために働いてくれている医療スタッフや村の人たちと密接に協力して、最後の年の活動を実施していこうと思います。
「ディエンビエン省における妊産婦・新生児の健康改善事業」がニュースで取り上げられました(外部サイト)
この記事を書いた人
- 大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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