昨年度は30年をふり返り、感謝に溢れた一年でした。同時に、「継承」し「挑戦」し続けることの大切さと難しさをあらためて感じた節目の時でもありました。
社会が変わり、世界の子どもたちが直面する問題も変わる中、私たちもこれまでの成功体験にとらわれず、より成果の出る支援のあり方を考え、変化を恐れず挑戦していかなければなりません。一方で、これからも変えずにしっかり継承していくこともあります。私たちのスピリットー「”何もかも”はできなくとも、”何か”はきっとできる」もそのひとつです。
31年目の今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン事務局長 木内真理子
※こちらの文章は、ご支援者向けに発行している「ワールド・ビジョン ニュース」に連載しているコラム「世界に思いをはせて」を転載したものです。
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【関連ページ】
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・【30周年フィナーレイベント開催報告】あふれる感謝と、未来への決意 ~つながろう、子どもたちのために~
この記事を書いた人
- 青山学院大学を卒業後、国際協力銀行(JBIC)前身のOECFに入社。途中英国LSE(社会政策学)、オックスフォード大(開発経済学)での修士号取得をはさみ、アフリカ、インドネシア、フィリピンにおいて円借款業務を担当。母になったことを契機に転職。東京大学にて気候変動、環境、貧困など21世紀の課題に対応するSustainability Scienceの研究教育拠点形成に従事。「現場に戻ろう」をキーワードに08年10月よりWVJに勤務。アフリカ、中南米、ウズベキスタンを担当。2011年5月より、東日本緊急復興支援部長。2013年4月より副事務局長。2017年4月より事務局長。2020年4月より現職。青山学院大学非常勤講師、JICA 事業評価外部有識者委員、JANIC理事、日本NPOセンター副代表理事
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