【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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国際協力の原点

1日1ドル以下の生活を強いられている人:12億人
安全な水が確保できない人:11億人
下水を利用できない人:24億人
字の読み書きのできない人:9億人
HIV/AIDS(エイズ)に感染している人:3600万人
学校に通えない子ども:1億2000万人
防げる病気で亡くなる5歳以下の子ども:一日に3万人,年間1100万人
廃止すべき児童労働に従事している17歳までの子ども:2億5000万人
(世界の同世代の6人に一人の割合)

これは今の世界の現実です。しかし私たちは、このような数字を見ても、それを実感できないのではないでしょうか。でも想像してみてください。この中の一人が自分の子どもや孫、兄弟や父母などの家族だとしたらどう感じるでしょうか。その人の為に、できる限りのことをしたいと思うのではないでしょうか。貧困の中に苦悩する人々を数字として捕らえるのでなく、身近な存在、また自分と同じ一人の人間だったらどうだろうかと問うことが国際協力の原点です。そして、自分にできることは何か、を考えることから国際協力は始まります。

この記事を書いた人

片山信彦 理事長ワールド・ビジョン・ジャパン理事長
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、2000年から2017年まで事務局長。2017年4月から常務執行役員、常務理事などを歴任。2023年10月より現職。
その他の役職: 社会福祉法人キングス・ガーデン東京 理事長
公益財団法人国際開発救援財団 理事
福音主義医療関係者協議会 顧問
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2020年 立教大学大学院キリスト教学研究科修了(神学修士)
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)、「国際NGO が世界を変える」(東信堂)
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