【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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調査にて – ハイチより

先日21日に出かけた調査の際、一人の男性と出会いました。
彼の名前はスタンレーさん(30歳)。

避難所に暮らすスタンレーさん

避難所に暮らすスタンレーさん

調査のため避難所に避難してきた被災者の方にお話を聞いていたところ、彼が僕のところに駆け寄ってきて言いました。

「よく来てくれました。今までどこの支援団体も来てくれなくて、毎日神様に祈っていたところでした。昨日の夜も仲間と集まって、誰かが助けに来てくれるよう、みんなとお祈りをしていたところだったんですよ!」

と興奮気味に語ってくれました。今回の震災では首都が壊滅的な破壊を受けたため、支援を届けるためは様々な障害を乗り越えつつ活動をしなければなりません。

別の避難所の様子

別の避難所の様子

ワールド・ビジョンは食糧や生活物資、テントなど、準備の整ったものから順次大急ぎで被災者の方に届けているところです。

祈る思いで支援を待っている方に、それを確実に届けることができるように、我々自身も祈る気持ちで仕事しています。

この記事を書いた人

坂 賢二郎支援事業部 開発事業第3課 課長
大学院修了後、一般企業を経て、2000年12月より外務省NGO専門調査員としてWVJに勤務。2001年8月より2年間、国連ボランティアとしてケニアに派遣され、主に難民支援に従事。2003年11月から再びWVJにて緊急支援を担当し、スマトラ沖大地震、ハイチ大地震等に対応。東日本大震災では震災直後から7月末まで被災地支援の第一線で活動した。10月からは、南アフリカへ渡りWV南部アフリカ地域事務所で緊急支援アドバイザーとして勤務。2013年10月よりWVJ支援事業部 開発事業第3課 課長。2017年9月退団。
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