前回初めての記事を書かせていただいてからすでに1ヶ月以上が経ってしまいました。
被災した方々には心からのお見舞いを申し上げます。
3月11日は、ソロモン諸島でも日本の大地震の影響を受けて、全島に津波警報が出されました。
当時私はまだ海沿いに宿泊しており、夜7時くらいに(日本時間午後5時)マネージャーが部屋をノックし、「日本で地震があったからソロモン諸島にも津波警報が出た。そのためここにいては危険なので山の上のほうに避難するように」と言ってきました。
日本で地震?と慌ててテレビをつけるとすでにニュースでは日本の大震災のことがずっと流れていました。
津波警報が出たから避難しなくてはいけない?とまず自分もどうしていいかわからず、急いでワールド・ビジョンの同僚に電話をして状況を説明しました。同僚が大雨にもかかわらず車で迎えに来てくれて、当座の貴重品だけを持って丘の上に位置する彼女の家に向かい、その晩は一泊させてもらいました。
幸いなことに、今回はソロモン諸島には結局津波は来ませんでした。翌日の土曜日、町は通常に戻っていました。それでも町を歩いていると、知らない人が声をかけて来て私が日本人とわかると、日本で津波は大変なことになっているが、家族や友人は大丈夫か?日本の人たちは大変だけどお祈りしている、とみんなが言ってくれます。
また事務所でも同僚たちが心配してくれ、日本のためにお祈りしてくれています。
現在でも毎日のように日本での余震のニュースが続いて心配しておりますが、ソロモン諸島では今までどおりに事業を継続しています。
ワールド・ビジョンの東日本大震災への支援の様子は、こちらの新聞でも取り上げられていました。
事態が少しでも早く落ち着くようにソロモン諸島からも願っています。
この記事を書いた人
- 大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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