【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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子どもが自分の意思で選ぶということ

こんにちは。今年2月にワールド・ビジョンに入団しました、スタッフの佐野と申します。今回のブログでは、私が担当している Chosen[チョーズン] についてご紹介させてください。

7月2日に開催したイベント会場にて(中央が筆者)

7月2日に開催したイベント会場にて(中央が筆者)

7月31日まで200人限定で募集しているChosen。子どもたちがスポンサーを選ぶ、チャイルド・スポンサーシップ*のまったく新しい始め方です。今回は「自分で選ぶこと」が子どもたちの未来にどんな影響を与えるのか一緒に考えていけたらと思い、ブログを書かせていただきます。

*チャイルド・スポンサーシップは、開発途上国に暮らす子どもたちを取り巻く環境の改善を目指してワールド・ビジョンが実施している支援プログラムです。

自分で選んだスポンサーの写真を持つグアテマラの女の子とお母さん

自分で選んだスポンサーの写真を持つグアテマラの女の子とお母さん

突然ですが、皆さんは子どもの頃、自分の意思で何かを選んだ記憶はありますか?

ワールド・ビジョンのスタッフに聞いてみたところ、自分で選んだおもちゃを買ってもらった、ピアノを習いたいと親にお願いした、スカートではなくパンツを履くことにこだわっていた、など様々なエピソードが出てきました。

私自身はというと、特にこれといったエピソードが思い浮かびませんでした。遠足に持って行くおやつを真剣に選んだ、あの洋服が欲しいと親にお願いした、など些細な「選択」がたくさんあるはずなのに。それだけ幼い頃の自分は選択肢に溢れた環境だったことを実感しました。

グアテマラで家庭訪問をして生活状況の聞き取りを行った際の筆者

グアテマラで家庭訪問をして生活状況の聞き取りを行った際の筆者

ここで、開発途上国の子どもたちについて考えてみたいと思います。私が現地で感じたことを少しお話しさせてください。

私はワールド・ビジョンに入団する前、中米のグアテマラという国に滞在していました。先住民の人々が暮らす小さな村で、各家庭を訪問して子どもとお母さんたちにインタビューをしたことがあります。

料理をするお母さんを手伝う男の子

料理をするお母さんを手伝う男の子。小学校に通っていますが、卒業後は(不法移民として)アメリカに出稼ぎへ行って家族を支えないと、と語ってくれました

「学校を卒業したら何をしたいですか?」私の問いかけに、女の子は家の手伝い、男の子は畑仕事か米国への出稼ぎ、とまるで示し合わせたかのように一様に答えました。最初からほかの選択肢はないようです。

「何かできるようになりたいことはありますか?」お母さんたちに聞いてみました。しかし、なかなか答えが出てきません。「強いて言うなら(国の公用語である)スペイン語」と答える方が多くいましたが、その後には「でも自分にはできない」と自信のない言葉が続きます。

一方、お母さんたちのリーダー的存在の女性は様子が違いました。彼女は、インタビューの間、現地語とスペイン語の通訳をしてくれたのですが、その姿は自信に満ちているように見えました。家族が病気になった時、勇気を出して医者(スペイン語のみ話す)と話してみたらきちんと通じたことがきっかけで、自信がつき、もっとできるようになりたいと思って練習したそうです。

この女性もほかのお母さんたちも、スペイン語を学んだのは小学校の授業のみ。違いは、自分の意思で一歩踏み出し、小さな成功体験を得たことでした。未来を切り拓くうえで「自分で何かを決める」そして「小さな自信をつける」ことの大切さを感じるとともに、選択肢のない子どもたちの環境を変えなければと思ったことを覚えています。

Chosenは子どもたちが自分の意思で未来を拓く一歩になります

Chosenは子どもたちが自分の意思で未来を拓く一歩になります

Chosenでは、子どもたちが自分の意思でスポンサーを選びます。選択の自由が限られた子どもたちにとって「初めて自分で選ぶ」経験かもしれません。そして、遠くから自分を応援してくれる人がいると知って、さらに「自信」がつき、未来に向かって前向きに歩み出すことができると思います。

Chosenの参加者募集は7月31日まで。200人の子どもたちがスポンサーを選ぶ瞬間をワクワクしながら待っています。

「自分で選ぶ体験」をプレゼントして、子どもたちの未来を応援しませんか。

Chosenに参加する

新規ファンドレイジング課
佐野友紀


【Chosen 関連ブログ】
・山下泉美 Chosen[チョーズン]で夢の後押しを
・山本まどか 「支援」や「寄付」に抵抗を感じる私がChosenに参加した理由
・山下泉美 Chosen[チョーズン]~選ぶ力を子どもたちに。選ばれる喜びをあなたに。
・飯干ノア 私がChosen[チョーズン]に参加した本当の理由

【7月19日 インスタライブを開催しました!
2020年にChosenに参加してチャイルド・スポンサーとなり、バングラデシュのタンジナちゃんから「選ばれる」体験をした、元インターンの山本まどかさんにお話をうかがうインスタライブを開催。佐野スタッフがインタビューを担当しました! 
https://youtu.be/mLbjizeYps8

この記事を書いた人

WVJ事務局
WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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