【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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キャンペーンの名脇役「てこちゃん」

世界では、毎年690万人もの子どもたちが5歳の誕生日を迎えることなく命を落としています。
そして、その多くは比較的安価で簡単な手段で予防・治療が可能な病気によるものとされています。

世界の子どもたちの命を救うために私たちができることは何でしょうか?

様々な方法がありますが、7月19日から始まった「命の木プロジェクト」もその一つです。

昨年に続き2回目の実施となるこのキャンペーンでは、「子どもたちを救いたい」という気持ちを表した写真や絵、言葉による“アクション”をホームページやFacebook、Twitterを通して募集しています。
集まったアクションは、ワールド・ビジョン・ジャパンが作成した政策提言書と一緒に9月の国連総会に出席する日本政府に届けられ、世界のリーダーを動かす力になります。

このキャンペーンに向け、数カ月前から広報・アドボカシー課のスタッフが中心となり準備を進めてきました。ホームページの制作やイベントの準備など色々な業務がありますが、私はプロジェクト全体を管理するという立場で、このキャンペーンに携わっています。

そして今回、担当する業務から少し離れたところで、個人的に最も苦労したことがありました。

それは……「てこちゃん」の制作です!

イベントで実施する「命の木プロジェクト」の子ども向け紙芝居は、読み手とてこちゃんの掛け合いでお話しが進められます。日本の子どもたちに世界の子どもたちの現状を知ってもらうためにてこちゃんはとても大切な存在なのです。

ボランティアさんとてこちゃん作成中

ボランティアさんとてこちゃん作成中

てこちゃんは、厚さ5㎝の大きなスポンジから作られます。ハサミやカッターではすんなり切ることができず、ボランティアさんの協力もいただきながら、やっとの思いで「5才までの命」を表した5本の手の形にくり抜きました。

おおざっぱな性格の私からしてみれば「そこそこの出来栄え」だったのですが、てこちゃん制作のベテランである同じ課のスタッフには合格点をもらうことができず……

結局、そのスタッフが形をキレイに整え、仕上げてくれました。

何人もの人に助けていただきながら、やっとの思いでできあがったてこちゃん。
てこちゃんは、厚さ5㎝の大きなスポンジから作られます。ハサミやカッターではすんなり切ることができず、ボランティアさんの協力もいただきながら、やっとの思いで「5才までの命」を表した5本の手の形にくり抜きました

完成したてこちゃんと紙芝居の練習 (右が筆者)

完成したてこちゃんと紙芝居の練習
(右が筆者)

今年は8月に広島で開催されるイベント「ピース・アーチ・ひろしま」内に出展する「命の木プロジェクト」のブースで登場します。

ブースでは、てこちゃんに会える紙芝居のほか、その場で絵や言葉を書き、ブースにある命の木に貼る“アクション”ができますので、ぜひ、皆さまお誘いあわせの上お越しください!

「命の木プロジェクト」担当 三野舞子

この記事を書いた人

アドボカシーチーム
貧困や紛争の原因について声をあげ、市民社会や政府による行動を通じて問題解決を目指していくアドボカシー。

他のNGOをはじめいろいろな関係者と連携しながら活動を行っています。ロビイングやキャンペーンにかける想い。ぜひお読みください!
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