【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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オリンピックから

第20回オリンピック冬季競技大会(トリノ)が終了しました。私はオリンピックと言う言葉から別の二つの競技会を思い起こします。それは、パラリンピックとスペシャルオリンピックスのことです。“もうひとつ”を意味する「パラレル」と「オリンピック」を合わせた言葉であるパラリンピックは、トリノオリンピックの直後の3月10日から19日まで同じ場所で開催され、「世界最高峰の国際障害者スポーツ大会」と言えます。

スペシャルオリンピックスは、1963年、故ケネディー大統領の妹、ユニス・ケネディー・シュライバー夫人が、自宅の庭を知的発達障害者に開放して開いたデイキャンプが始まりと言われています。これは、知的発達障害のある人の、運動機能向上、さらに、チャレンジ精神や勇気を養い、目的達成の喜び、生きる喜びを共感、共有することを目指したものです。

片道10キロの道のりを毎日水汲みするケニアのセイクちゃん

片道10キロの道のりを毎日水汲みするケニアのセイクちゃん

このような大会に共通するものは、困難な中にあっても限界に挑戦し、目標に向かってあきらめないで取り組むひたむきさ、そしてチャレンジ精神です。

実は、この精神は私たちが行っている開発援助の現場でも、同じように大変重要なものです。開発途上国の人々がたとえ貧しい状況にあっても、決してあきらめないで自分たちの存在価値に目覚め、可能性を信じ、力を合わせて困難に立ち向かうことができれば、大きな力と成果を生み出すことができるからです。この精神を養い、育てる活動を今後も続けて行きたいと思っています。

この記事を書いた人

片山常務執行役員
片山常務執行役員ワールド・ビジョン・ジャパン常務執行役員
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、事務局長。
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2001年から常務理事を兼務。2017年3月で事務局長を退任。
現在、常務執行役員。https://www.worldvision.jp/news/shien/20170331.html
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)
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