【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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子どもたちへの愛を、栄養改善を通して

バレンタインデーに日本で国会議員に会った理由

今年のバレンタインデー(2月14日)、ワールド・ビジョンは、世界の子どもたちに代わって日本政府に対し、栄養分野における世界でのリーダーシップと投資を増やすよう求める、という方法で、子どもたちへの愛を表しました。ワールド・ビジョン・インターナショナルのサステナブルヘルス・シニア・ディレクターとして、私は日本を訪れ、国際母子栄養改善議員連盟プログラムにて、何百万人もの子どもたちが栄養不良の状態で苦しみ続けていることを訴え、日本はこの問題を解決するにあたって、歴史的に、とてもよい立場に置かれている、と証言しました。

議員連盟プログラムに登壇するワールド・ビジョンのダン・アーヴィン(手前から2人目)

栄養サミットに向けて日本のリーダーシップを

議員連盟プログラムに続き、私は、この取り組みを一緒に進めているセーブ・ザ・チルドレン、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、アクション、リザルツの代表者とともに外務省、財務省、厚生労働省、総理大臣官邸を訪問し、関係者と政策対話を行いました。東京オリンピックが開催される来年の実施が決定している「栄養サミット」(外部サイトPDF)の成功、そして、SDGs2.2でターゲットとしても定められている2030年までの栄養不良の解消を目指す機会として、これらのミーティングは、大変励まされるものでした。

左から、ケダール・マンカッド氏(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)、キャサリン・リチャード氏(SUN市民社会ネットワーク副議長/セーブ・ザ・チルドレンUK(英国))、ダン・アーヴィン(ワールド・ビジョン)、ナンディーニ・ピライ氏(リザルツ教育基金/ACTION)

日本政府の方々は、市民社会によるインプットと提言に真摯な興味を持って耳を傾け、栄養改善を目指す支援において最善を尽くすと約束してくれました。議論の中で、私たちは市民社会を代表して、日本は今、世界の栄養改善において歴史的に語り継がれるレガシーとなる歴史的なチャンスを手にしており、国際支援のための資金面でのコミットメントに加えて、グローバル規模で栄養が優先課題となるような新時代にふさわしい政策の策定と調整においてリーダーシップを発揮すべきだと伝えました。

第7回目となる国際母子栄養改善議員連盟プログラムには、鈴木外務大臣政務官をはじめ、国会議員、関係省庁、大学関係者、国連機関、NGO関係者など100人以上が参加し、会場は熱気にあふれました

 

「成長のための栄養(Nutrition for Growth)」

私は、栄養問題に関する議論に対する日本政府のとてもオープンな姿勢に強い印象を受けました。面会した方々はすべて、議論に真剣に向き合い、注目に値する質問を投げかけ、何が難しい挑戦かを率直に認め、解決策を見出すためのコミットメントを表明しました。参加した市民社会からの代表は、ハイレベルな政府関係者との面会としては珍しいほど、建設的なやり取りだったと感じました。今回の経験に基づき、私たちは来年の「栄養サミット」と、過去の努力以上の成果につながる「成長のための栄養(Nutrition for Growth)」プロセスの新しい段階に向けて、これからも建設的なパートナーシップをともに築いていくことを楽しみにしています。

世界の飢餓は長く減少が続いていましたが、2014年以降、栄養不足人口は増加傾向にあり、今、世界の9人に1人が栄養不良です

また、市民社会として力強いパートナーシップの下で協働できたことも素晴らしいことでした。5つの団体がそれぞれの強みを活かして協働しながら、互いに重要な点を強調し合うことができました。準備段階で、このプロセスを通じて一緒に伝えるべき大切なメッセージを検討、策定したことは、とても役立ちました。また、海外から来日したスタッフと日本人スタッフが協力したことも有意義でした。こうした協力はこれからも続けることが大切です。今回のアドボカシーによってすべての問題を解決するには至っていないかもしれませんが、その道につながる扉を確かに開けることができたことを、感慨深く思います。

 

ワールド・ビジョン・インターナショナル
サステナブルヘルス・シニア・ディレクター
ダン・アーヴィン

【関連ページ】
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世界の問題と子どもたちー保健・栄養ー

 

この記事を書いた人

アドボカシーチーム
アドボカシーチーム
貧困や紛争の原因について声をあげ、市民社会や政府による行動を通じて問題解決を目指していくアドボカシー。

他のNGOをはじめいろいろな関係者と連携しながら活動を行っています。ロビイングやキャンペーンにかける想い。ぜひお読みください!
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