シリア紛争、甚大な戦禍の代償と過酷な現状
■ 2011年3月の内戦開始から7年 シリアにとって2017年は、停戦合意の発効や緊張緩和地帯創設など紛争終結に向けたプロセスが本格化し、紛争“後”について語られる場面が増える年となりました。 しかし、7年におよぶ紛争で、人口の半分以上が難...
■ 2011年3月の内戦開始から7年 シリアにとって2017年は、停戦合意の発効や緊張緩和地帯創設など紛争終結に向けたプロセスが本格化し、紛争“後”について語られる場面が増える年となりました。 しかし、7年におよぶ紛争で、人口の半分以上が難...
ヨルダンには、国民誰もが大好物で、国民食とも呼べるような料理があります。煮込んだぶつ切りの羊肉を熱々で山盛りのご飯の上に乗せ、その上からヨーグルトソースをかけて食べる「マンサフ」という料理です。もともと遊牧民が、家族の誕生、結婚式、卒業式、...
「つらい」と思ったとき、ふと実家や故郷の味、旧友を思いだして懐かしむことはありませんか? はじめまして、4月に入団しました岡田です。 アメリカで生まれ育った私は、小学生の時に日本に引っ越してきました。当時、大好きだった友人たちや思い出の詰ま...
「連絡するのが遅くなってしまって本当にごめんなさい。私はあなたたちに会ったことはないけど、あなたたちの苦しみを感じています。愛する家族、家、土地を失った悲しみを。こうしてあなたたちが難民として暮らさなければならないという現状は、許しがたいこ...
「840万人」 この数字は何の数字だと思いますか。 シリア国内、そしてシリア周辺5カ国(トルコ、レバノン、ヨルダン、イラク、エジプト)で支援を必要としているシリア人の子どもたちの数です。 うち600万人以上の子どもたちが、学校や自宅が破壊さ...
マルハバン(アラビア語で「こんちには」)!今回は支援地ヨルダンよりこのブログをお送りしています。ジャパン・プラットフォーム(JPF)からの助成と皆様からの募金で2014年より実施してきた、ヨルダン北部の都市イルビドとザルカでの教育支援事業も...
アドボカシー・チームの柴田です。 ワールド・ビジョンの活動の3本柱の一つであるアドボカシー。どのような環境にあっても、子どもたちが健やかに育つことができるように様々な支援を行うワールド・ビジョンが、支援だけでは解決できない問題の根本原因を究...
シリアで内戦が始まって3月15日でまる6年になる。国際社会はシリア内戦を忘れないよう、この日をひとつの区切りとしてシリア内戦にまつわるたくさんのイベントを計画している。 教育支援事業を行うためにヨルダンに来て2年。シリア難民と接するうちに、...
はじめまして。昨年9月に入団した岩間縁です。 入団してから主にヨルダンのシリア難民支援の事業を担当しています。 昨年11月の終わりに、私は入団して初めてヨルダンの事業地を訪れました。 冬が間近に迫った風の冷たい季節になっていましたが、教育支...
今から10年ほど前、アフガニスタンで働いていたときのこと。ハイダリさんという名の、初老の同僚がいた。小柄で真っ白いひげを顎にたくわえ、顔には深い皺が刻まれていたけれど、偉ぶらずいつも明るく前向きだった彼は、若いスタッフからも慕われていた。 ...