片山事務局長のつぶやき
ナチの強制収容所に入れられた体験を持つ精神学者のフランクルは、「苦悩する人間は、役に立つ人間よりも高い所にいる」と書いています。 しかし、グローバル化と市場経済化が進む今日の世界では、効率性、有効性が求められ、役に立たないと評価された者が負...
ナチの強制収容所に入れられた体験を持つ精神学者のフランクルは、「苦悩する人間は、役に立つ人間よりも高い所にいる」と書いています。 しかし、グローバル化と市場経済化が進む今日の世界では、効率性、有効性が求められ、役に立たないと評価された者が負...
9月に入り、今年も年度末が近付いてきた。国際NGOであるワールド・ビジョンの年度は10月に始まり、9月に終わる。そして新しい1年が始まる10月1日は全世界のワールド・ビジョン(WV)にとって特別の日だ。この日は全世界の全WVの全スタッフが心...
1. NGOの給料で生活できますか? 大変によい質問です! NGO職員とはいえ、1人の生活者であり且つ家族の生活を支える働き手という事実は真剣に受け止めなければなりません。小職、誠実という重い2文字をもってお答えいたします。 “今の貴方の生...
2011年はもう少しで終わろうとしている。以下、今年の中で印象深い人々の事を記すことにする。 1. ボランティアの方々 ワールド・ビジョン・ジャパンに来てくださるボランティアの方々は勿論、東日本大震災支援の中で様々な形でご協力いただいたボラ...
クリスマスが近づくと、我が家の子どもたちは心持ち親に接近してくる。こちらがテレビを見ている目の前で、自分のほしい玩具や小物のカタログを広げ、この漢字はどう読むのか?この英語の意味は何か?などと聞いてくる。 つまりこんな感じのものを買ってほし...
「これまでにもらったクリスマスプレゼントで、イチバン心に残る、忘れられないプレゼントってなんですか?」 と聞かれたら、みなさん、何が思い浮かびますか? 今日は、ワールド・ビジョン・ジャパンの某課長(女性)のお話です。 某課長・・・仮に「総子...
12月を迎えました。時の流れは本当に早いものですね。 時の流れが早いと言えば、今年ワールド・ビジョン・ジャパンは設立20周年を迎えています。 おかげさまで、20年前ほんの小さな団体としてスタートしたワールド・ビジョン・ジャパンですが、今では...
NGOで仕事をしている人は、無給のボランティアかアルバイト程度の給与で働いていると思っている方は相変わらず多い。しかし私達NGO職員は、労働の対価として給与を頂いている。無給のボランティアではなく有給のプロフェッショナル(プロ)である。と自...
途上国の草の根で被災者や貧しい人々と日常的に働いているNGO職員は、この世の不条理になんと怒ることが多いことか、、、。 ・権力者たちの私欲からくる紛争により、犠牲になる幼い命や引き裂かれる家族 ・開発を妨げる役人やリーダーの汚職・不正により...
NGO職員に対する一般的なイメージの1つは、途上国の人々のために無給か薄給で活動する若者達というものではないだろうか? つまりNGO職員というイメージの中に、海外で厳しい生活を送ることは想像出来ても、通常の日本での生活の臭いを感ずる人々は少...