【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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ベトナム・ターイ族のおんぶ紐

前回はモン族の衣装を紹介しましたが、本日はターイ族のおんぶ紐の話です。
日本では最近、おんぶよりも抱っこが主流の様ですが、ベトナムではまだまだおんぶです。

先日、ディエンビエン省トアンザオ郡でターイ族の女性に対して実施しているヘルス・クラブに参加した時に、とても素敵なおんぶ紐を見ました。

どういう構造になっているのでしょう

おんぶしてヘルス・クラブの話を聞くターイ族のお母さん

おんぶしてヘルス・クラブの話を聞くターイ族のお母さん

カラフルな色が使われており、ひとつひとつ手作りです。こちらの2枚の写真を見ていただいても、その色遣いが微妙に違うのがわかると思います。世界にひとつしかないおんぶ紐、お母さんと子どもの暖かい絆が思われます。

ターイ族の既婚女性は頭に髷(まげ)を結います。ですので上の写真の若いお嬢さんたちは、お姉さんかな?

お母さんがヘルス・クラブに出席している後ろで子守をしているようでした。

そしてこちらのおんぶ紐、よくよく写真を見ますと、左肩はそのまま太めの紐で支えて、右肩は方の下を通してから肩に回しているようです。

今回は写真を撮らせてもらうのに夢中でしたが、次回チャンスがあったら、是非是非おんぶ紐を広げてその構造を見せてもらいます。
ついでにちょっと赤ちゃんをおぶわせてもらいたいな。

おまけ:ターイ族の家のゆりかご

おまけ:ターイ族の家のゆりかご

この記事を書いた人

三浦真穂
大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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