今回の支援活動の中では、今年度対象としている7つの村から識字教室の教師候補を選出してもらい、その識字トレーナー(教師)候補者に教師トレーニングを受けてもらいました。
教師候補者は、ソロモンの国語であるピジン語のアルファベットから文法など言語についてを学ぶとともに、どのように読み書きができない人たちに教えるかという教授方法についても学びました。
トレーニング最後の日は、各グループに分かれて準備した模擬授業を、現地の中学校を借りて実際に行いました。先生がそれらの授業を参観して、その後に評価をしてまた実際の授業の中で出てきた質問に答えたりします。
ソロモンの人たちはとても歌が好きですが、トレーニング中も最初にみんなで歌を歌ったりと和やかに行われていました。
最終日には、なんとトレーニングの先生とスタッフである私に、みんなで作った感謝の歌を花輪と一緒に歌ってくれてとても感激しました。
トレーニング後にはみんなそれぞれの村に帰って、識字教室を始めています。彼らの活躍にこの支援活動の成功がかかっているといっても過言ではありません。
この記事を書いた人
- 大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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