【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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私がワールド・ビジョンで働く理由 ~ブラジルで見た影~

サッカー選手を夢見るジンバブエの男の子

サッカー選手を夢見るジンバブエの男の子

先月から始まったワールドカップも終盤にかかり、いよいよ4強のチームがぶつかります。日本は残念ながら、予選で敗退しましたが、私は開催国のブラジルが優勝してほしいと願っています。

その理由は、実は私は日系ブラジル人3世としてブラジルで生まれ育ったからです。ブラジルの公立小学校に通い、ブラジルの日常をこの目で見て育ち、10歳の時に日本に来ました。

皆さまもご存知の通り、ブラジルは貧富の差がとても大きい国です。
私が通っていた小学校では、生徒たちがお弁当を持っていくのですが、サンドイッチなどをアルミホイルなどで包み、持っていくのが一般的でした。ランチを食べ終えたあと、ふつうはアルミホイルを捨てるのですが、私にそのアルミホイルを渡してほしいというクラスメイトがいました。それから毎日、使い終わったアルミホイルを彼にあげました。何に使うかも知らなかったので、マヨネーズなどで汚れたままで渡しました。

あとで知ったのですが、彼の家は貧しくお弁当を包むためのアルミホイルを買う余裕もなかったので、私があげたもので次の日のお弁当を包んでいたのです。彼は私からもらった汚れたアルミホイルをきれいにのばし、大切に持ち帰り、使っていたのでした。

サッカー選手を夢見るザンビアの男の子

サッカー選手を夢見るザンビアの男の子

当時、私がどんな気持ちだったかは覚えていません。しかし、その出来事がのちに私がワールド・ビジョンで働きたいと思うきっかけとなりました。
私は、マザーテレサのように、貧しい人々のためにすべてを捨て、人生そのものを彼らに与えることはできませんでした。また、一人で声をあげ、大きなムーブメントを起こすようなことはできないと思いました。

ワールド・ビジョンで働くことは私にできる「支援」だと思い、約2年前に転職を決断しました。そして昨年10月からスタッフとして、子どもたちの「未来」のために働いています。

ブラジルだけでなく、世界中の子どもたちは皆、将来の夢を抱いています。しかし、厳しい環境に生きる子どもたちの多くは、その夢を実現するチャンスすら与えられないまま大人になり、その子どももまた同じように夢を叶うチャンスがありません。
ぜひ皆さまにも、ご自分ができる「支援」を見つけほしいと願っています。

今回のワールドカップのブラジル代表には選出されませんでしたが、過去3度のワールドカップでブラジル代表として活躍したカカ選手が、ワールド・ビジョンの親善大使として、子どもたちのための支援を呼びかけています。
カカ選手から届いたメッセージをぜひ聞いてください。

kuwabara(コミュニケーション課 桑原)

この記事を書いた人

WVJ事務局
WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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