【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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国際協力といろいろなプロ

こんにちは

昨年9月に入団いたしました大沢と申します。

先日、東ティモールに出張へ行ってまいりました。東ティモールでは皆さまからのご支援と日本NGO連携無償資金協力という外務省からの支援を頂いて、水と衛生状態の改善事業に取り組んでいます。活動の様子は当団体の三浦駐在員のブログや、外務省のページにも載っておりますのでそちらを参照頂けますと幸いです。

東ティモールというと独立に伴い、インドネシアと武力衝突があり、日本からもPKOへの派遣がなされたことが記憶にある方がおられるかもしれませんが、現在は政情も落ち着いており、首都のディリではビーチで遊ぶ家族連れがたくさん見られました。人々も穏やかで友好的で、観光地として名を馳せる日もあるのではないかと思えるほどです。

首都ディリのビーチ

首都ディリのビーチ

さて、東ティモールは国土のほとんどが丘陵地で、ワールド・ビジョン・ジャパンが支援を行っている地域に行くのにも曲がりくねった道を4時間ほどかけて行かなければなりません。

今回、現場に向かうときに一時的にプロフェッショナルのドライバーが手に入らない事があり、現地事務所のプログラムオフィサーが事業地へ向かう途中まで運転したことがありました(東ティモールの運転免許を持っています)。

彼の運転で朝から3時間ほど車に揺られた結果、すっかり車酔いにかかってしまい、戻す寸前までいきました(汚い話で申し訳ないです)。

現場近くの道。四駆の車を使っても通行にかなりの運転技術が必要

現場近くの道。四駆の車を使っても通行にかなりの運転技術が必要

最近、車に揺られることも少なかったからすっかり揺れに弱くなってしまったなぁ、と思っていたのですが、途中で合流したプロのドライバーに変わった途端、むしろ気分が良くなりました。

その後も3日ほど車での移動が多い日が続いたのですが、気分が悪くなったのはプロではない彼が運転した時のみでした。ちょうど雨期で連日雨が降り、道はドロドロになって写真のようなひどい状況だったのですが、スタックする事なく確実に現場まで連れて行ってくれるプロドライバーの存在意義を実感できました。

一方で、私が車酔いになった原因を作った彼もプロジェクトオフィサーとしては(私がこのような表現をする事は大変僭越ですが)とても優秀で、事業がうまくいっているのは彼の能力によるところが大きいです。

今後の支援が予定されている事業地にて、湧水で洗濯や水汲みをする少女。往復するだけで1時間かかってしまう。彼女たちの負担を減らすのが本事業の目的の一つ。

今後の支援が予定されている事業地にて、湧水で洗濯や水汲みをする少女。往復するだけで1時間かかってしまう。彼女たちの負担を減らすのが本事業の目的の一つ

国際開発の現場でも、自分のような日本で事業管理をする仕事から、現地での会計、事業運営、そしてドライバーなど、多くのプロが関わって力を発揮する事で良い事業ができてゆくのだな、と実感できた出張でした。

この記事を書いた人

大沢 歩
大沢 歩エチオピア駐在 プログラム・オフィサー
支援事業部・開発事業第3課・プログラムオフィサー
2006年に国際基督教大学卒業後、電子部品メーカーに勤める。
2009年1月より2年1カ月国際協力機構(JICA)青年海外協力隊員としてウガンダへ派遣され陸稲(ネリカ米)普及を中心とした農村開発活動を行う。
2011年9月よりブランダイス大学ヘラー校(Brandeis University, The Heller School for Social Policy and Management)に入学し、開発学修士(MA in Sustainable International Development)を取得。
2012年9月から7カ月間Heifer International Nepalにて修士論文の研究のためインターンシップを行う。
2013年9月よりワールド・ビジョン・ジャパン入団。プログラムオフィサーとして助成金事業を担当している。
2016年3月からエチオピア駐在。
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