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コミューン保健センター

今年度、「ディエンビエン省における妊産婦・新生児の健康改善事業」では2軒のコミューン保健センターの増築を行いました。

増築した産科室

増築した産科室

ベトナム社会主義共和国では、省、郡、コミューン、村落と行政単位があり、国としてはコミューンレベルまで保健施設を置いています。地方では、妊婦さんが真っ先に行くべき一番身近な保健施設がコミューン保健センターです。

事業対象地域であるディエンビエン省はベトナムの中でも3番目に貧困率の高い省で、住民たちは山岳少数民族がほとんどであり、いまだに自宅出産が主流です。

増築した産科室の内部

増築した産科室の内部

自宅で出産するのは様々な要因が絡んでいますが、そのうちのひとつが受け入れ先であるコミューン保健センターが政府基準を満たしておらず整備されていないことです。最初に訪れた時は、正直私もここで出産するんだったらいつもの自分の家の方がいいなぁと思ってしまいました。

今回は産科室を増築し、必要な器材を導入して、妊婦さんが安心して出産できるような環境を整えました。また分娩のみでなく、産前健診、産後健診も受けやすくなっています。先日保健センターを訪問した際には、まだできたばかりなので分娩した人はいないが、すでに産前健診を受けに来た人はいるとのことでした。

増築した産科室の前で事業スタッフとコミューン保健スタッフ

増築した産科室の前で事業スタッフとコミューン保健スタッフ

この新しいコミューン保健センターが一人でも多くの人に使われ、さらに一人でも多くのお母さんと子どもが安全なお産を経験できるようになることを願っています。

この記事を書いた人

三浦真穂
三浦真穂
大学院在学中にフィリピン留学をし、ストリートチルドレン保護のNGO活動に参加する。大学院修了後、他NGOにてタイ、ラオス事業を担当し地域開発に関わる。その後モンゴル駐在にてマンホールチルドレン保護事業、リベリア駐在にて帰還民支援事業などに従事する。2011年1月にワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 緊急人道支援・グラント事業課 アジアチーム所属。2011年1月~2012年4月まで、ソロモン諸島に駐在。2012年11月から2016年6月まで、ベトナムに駐在。
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