日本の子どもたちと比べて途上国の子どもたちは経済的には貧しいけれど、その目の輝きは素晴らしい、と良く聞きます。確かに途上国を訪れるたびに子どもたちのキラキラした目や、はつらつとした動きに感動することがたびたびです。
今回、15年ぶりにルワンダを訪問しましたが、そこでも元気な子どもたちに囲まれました。
どうしても自分の家に来て欲しいと、にこにこしながら私の手を取って引っ張る子どもたち。その素直で自然な振る舞いに、子どもであることの素晴らしさを教えられました。
元気な子どもたちに出会うことで、さわやかな気持ちと元気をもらうことができます。それは、ルワンダだけでなくどこに行っても起きることです。 ですが同時に、元気な子どもたちだけでなく、何となくさびしそうな子どもたちにも目が向きます。
事業地のナーサリー(幼稚園)の教室の一番後ろに、ポツンと一人で座っていた男の子(5歳)。家庭の事情もあってみんなの輪には入りずらい、恥ずかしがり屋で内気。「良いんだよ、無理に元気にしなくても。でも自分らしく生きていくんだよ」と思わず話しました。
栄養状態の悪い子どもたちのお母さんに集まってもらい、栄養改善の講習と実際に栄養価の高い食事を出すための料理教室に参加した時。そこにいたハキジ君(2歳)何故だか抱きしめたくなったのです。その身体は2歳には思えない。細すぎる。お母さん、勉強した通りのバランスの良い食事を作ってくださいね!
私の属している教会でスポンサーしている、クイーンちゃん(6歳)
はにかみ屋ですが頭がよく、6歳にもかかわらず飛び級で、今は小学校2年生。(貧しい地域からでも飛び級できる子どもが出ています!)
将来は村のお医者さんになりたいとのこと。頑張ってね! 応援してるよ。
お母さんはとても優しい方でした。
選挙も近くなるなか、市民社会がしっかりしないといけない、と改めて感じています!
この記事を書いた人
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大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、2000年から2017年まで事務局長。2017年4月から常務執行役員、常務理事などを歴任。2023年10月より現職。
その他の役職: 社会福祉法人キングス・ガーデン東京 理事長
公益財団法人国際開発救援財団 理事
福音主義医療関係者協議会 顧問
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2020年 立教大学大学院キリスト教学研究科修了(神学修士)
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)、「国際NGO が世界を変える」(東信堂)
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