【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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私のチャイルドの成長(その2)

チャイルドの成長を感じる材料の2回目は、一回目の写真と同じく成長の記録にあるものですが、チャイルドが描いた絵です。他の国のチャイルドの成長の記録にはチャイルドが描いた絵があるか知りませんが、リピは毎年絵を描いてくれています。

絵①

絵①

絵①と絵②の左の絵までは最初の3年間に描かれた絵ですが、全てバングラデシュの国旗を描いています。2年目に色がつきましたが、毎年単純な同じ国旗の絵で、少しは違う絵を描けないのかと思っていたら、4年目に花の絵になりました。

しかし、そのあとも同じような花や植物の絵が続き、絵③の中央の絵まで(去年の絵)まで、ほとんど変わり映えしない絵が続きました。

絵②

絵②

もう少し凝った絵が描けないのか、本当に学校にちゃんと行って勉強をしているのだろうかとも思っていましたが、同時にバングラデシュの学校の状況を思い出しました。

バングラデシュの小学校では、いわゆる国語・算数・理科・社会の授業はあるものの、保健体育や音楽、図工といった授業はほとんどありません。日本の子どもだと、小学校へ入る前に幼稚園などで絵を描いたり、ぬり絵をすることがよくあると思いますが、バングラデシュでそのような経験がある子どもはほとんどないといっていいでしょう。

絵③(右が今年届いた絵)

絵③(右が今年届いた絵)

こんな状態なので、毎年の変わり映えしない絵もしかたがないかな~と思っていたら、今年届いた絵(絵③の右の絵)は少し複雑な花の絵を描いてくれていました。

写真だけではなく、絵からもやっと少しは成長してきたんだなと実感できた、今年の報告でした。

この記事を書いた人

今西浩明
今西浩明支援事業部 部長
1983年大阪府立大学農学部農芸化学科卒業後、総合化学メーカーの日産化学工業株式会社の農薬部門で6年間勤務。同社を退職後、1989年11月より3年1カ月間、国際協力事業団(JICA)青年海外協力隊員としてバングラデシュへ派遣され稲作を中心とした農業・農村開発の活動を行う。その後、青年海外協力隊調整員として3年6カ月ネパールに滞在、次いで青年海外協力隊シニア隊員として再度バングラデシュに派遣されモデル農村開発プロジェクト・協力隊グループ派遣のリーダーとして2年3カ月間、農村開発の業務に携わる。
2000年9月より米国フラー神学大学院世界宣教学部(Fuller Theological Seminary, School of World Mission)へ留学、異文化研究学修士(MA in Intercultural Studies)を取得。ワールド・ビジョン・インディアのタミールナドゥ州パラニ地域開発プログラム(Palani Area Development Program) での4カ月間のインターンシップをはさんで、2003年9月より英国サセックス大学大学院に留学、農村開発学修士号を取得する。
2004年12月国際協力機構(JICA)アフガニスタン事務所企画調査員として8カ月間カブール市に滞在。2005年9月よりワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 部長として勤務している。
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