【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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【インターン体験記】アドボカシーについて学んだこと

こんにちは!ご縁をいただき、今年の3月からワールド・ビジョン・ジャパン支援事業部アドボカシー・チームにて12月までインターンシップを経験させていただいた、大学院生の森本 美緒です。

早いもので、インターンシップ開始から約8か月が過ぎ、活動の期間も終わりを迎えました。そこで、今回は、ブログにて振り返りをさせていただく機会をいただきました。よろしければ最後までお付き合いください。

筆者。ワールド・ビジョン・ジャパン事務所入りにて

ワールド・ビジョン・ジャパン事務所玄関にて

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私がお世話になっているアドボカシー・チームでは、名称の通りアドボカシーを行っています。アドボカシーとは「政策を変え不公正な社会を正すことを目標に、一人ひとりが問題について知り、その原因について声をあげ、解決のためにできることを訴えていくこと」です。

ワールド・ビジョン・ジャパンのアドボカシーでは「子どもにとって世界が安全で平和な場所になること」を主軸とし、保健・栄養」「人身取引」「子どもの権利」「教育」「紛争・難民といった多岐にわたるテーマに力を入れています。その中でも、私は「教育」「紛争・難民」に携わらせていただきました。

インターンシップ開始前、自身のアドボカシーの経験は皆無で、「問題解決のために訴えていくこと」といった漠然としたイメージをアドボカシーに対して抱いていました。それが、アドボカシーに関わらせていただく中で、問題解決を訴えていくためにはその前に、社会の問題を正しく理解しなければいけないこと、その上で解決のためにできることを考えなければいけないことを学ばせていただきました。

調査内容を発表する筆者

調査内容を発表する筆者

アドボカシーの中でも、特に問題理解のためのリサーチを担当しました。紛争により難民となった子どもたちに対して教育がどのように貢献できるかについて調べました。リサーチは人目にはつかない部分になりますが、事実に基づいて問題解決を訴えかけることはアドボカシーにとって非常に重要です。そのため、テーマに関連する内容を多数の国際文書や国際援助組織のサイトから探し、まとめました。正直に言って楽な作業ではありませんでしたが、自身がリサーチしたことが世界の問題解決につながっていくという点で非常にやりがいがありました。また、現在大学院にて教育開発に関する研究活動を行っているので、アドボカシー・リサーチを通じて研究に関連するトピックの知識を増やしたり、リサーチ力を育む機会を得られたりしたことは、個人的にとても有意義でした。

アドボカシー活動で何度か訪れた議員会館前にて

アドボカシー活動で何度か訪れた議員会館前にて

リサーチ以外では、アドボカシー関連のイベントや勉強会へ参加させていただきました。そこで、広範囲にアドボカシーを行うためには、関係者間での連携・協働が重要で、常日頃からのネットワークの拡大が欠かせないことを実感しました。例えば、世界の教育状況の改善を目指す「世界一大きな授業」という世界規模のキャンペーンは、日本では複数のNGO団体で構成される教育協力NGOネットワーク(JNNE)により主催されています。キャンペーンの一環で開催される高校生による国会議員のための世界一大きな授業では、NGO団体のほか、高校生や国会議員が携わっています。

また、イベントや勉強会を通じて、年齢や立場を問わない様々な背景を持つ方々が、世界の問題に目を向けて解決のために活動されている姿を目の当たりにすることができ、国際協力分野でのキャリアを考える者として大きな刺激をいただきました。

以上、インターンシップの活動を振り返らせていただきました。

私が本インターンシップへの参加を希望した理由は、国際協力NGOの活動(特にアドボカシー)を直接学ばせていただくため、そして国際協力活動に少しでも貢献するためでした。これら二つとも、先述したようにインターンシップを通じて達成することができたと考えています。インターンシップ参加希望の理由は人それぞれだと思いますが、ワールド・ビジョン・ジャパンのインターンシップでは様々な経験を積む機会があり、自身にとってプラスとなることを必ず得ることができると思います。参加を検討されている方がいらっしゃれば、ぜひ挑戦していただきたいです。

最後になりますが、本インターンシップを通じてお会いした、ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフをはじめとするすべての方々に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!

アドボカシーチームで(左より筆者、柴田スタッフ、松山スタッフ)

アドボカシーチームで(左より筆者、柴田スタッフ、松山スタッフ)

支援事業部 アドボカシー・チーム
インターン(12月まで) 森本 美緒

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この記事を書いた人

アドボカシーチーム
貧困や紛争の原因について声をあげ、市民社会や政府による行動を通じて問題解決を目指していくアドボカシー。

他のNGOをはじめいろいろな関係者と連携しながら活動を行っています。ロビイングやキャンペーンにかける想い。ぜひお読みください!
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