国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフブログ

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雨ニモマケズ、風ニモマケズ…

2014年2月中旬の朝、2013年11月8日に台風30号がフィリピンを襲ってから初めて、フィリピンのチャイルドたちからのお手紙がワールド・ビジョン・ジャパンの事務所に届きました。

スポンサーの皆さまはもちろんこのお手紙を心待ちにされていたことと思いますが、私たちスタッフも「あー、やっとお手紙のやり取りをフィリピンと日本の間で再開できる日が来たんだー」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。

手紙担当スタッフが手紙の束が入った袋を開けてみると、台風が来る前に日本のスポンサー宛にチャイルドたちが書き、現地事務所で保管していたお手紙がたくさん入っていました。ですが、その中に、台風によって手紙の一部が濡れてシワシワになってしまったものや、便箋の絵が滲んでいたり、泥が付いているなど、いつものお手紙と明らかに違うものがありました。

この手紙を日本に送る際、現地スタッフはどうしようかと迷ったそうです。「もう一度チャイルドたちに書き直してもらってきれいな便箋で送った方が良いのではないか」と。ですが、私たちはあえてこのまま送ってもらえるよう伝えました。

チャイルドたちが一所懸命スポンサーのために書いたお手紙です。きっとフィリピンのチャイルドをご支援くださっているスポンサーの皆さまは、現地がどんな状況だったか、また今どう子どもたちが過ごしているのか、濡れてしまったお手紙を通して、チャイルドやその家族が体験したことを想像してくださり、子どもたちに寄り添ってくださると思ったからです。

フィリピンのチャイルドたちから届いた実際の手紙。泥で汚れてしまっているのがお分かりになると思います

フィリピンのチャイルドたちから届いた実際の手紙。泥で汚れてしまっているのがお分かりになると思います

フィリピンのレイテ、サマール両地域では、台風によりインターネット環境がなかなか全面的に回復せず、現在もその状態が続いています。

台風直後には、現地スタッフが携帯電話を使ってチャイルドの安否確認に奔走しました。今も電気が通っていない所があり、ソーラーランプを利用するなどして対処しています。また、衛生面の問題から下痢になる子どもたちが多くいます。

下痢などの症状の治療にあたるクリニックの様子

下痢などの症状の治療にあたるクリニックの様子

屋根が飛んでしまった校舎(レイテ地域)

屋根が飛んでしまった校舎(レイテ地域)

屋根はないけれど、教室でクラスメートとまた勉強ができることは嬉しいです

屋根はないけれど、教室でクラスメートとまた勉強ができることは嬉しいです

そのような状況である一方、皆さまからの励ましとご支援により、レイテ、サマール両地域の学校は再開され、子どもたちは元気に学校に通うことができています。ただ、レイテは最も被害の大きかった地域の1つであるため、学校の屋根は台風で飛んでしまい、屋根のない校舎で子どもたちは勉強を続けている状況です。今後、こうした校舎や地域の人々の家の本格的な修復、また親の生計回復を含め、地域の人々のニーズに対応できる支援計画を作成し、地域の復興に取り組んでいきます。

皆さまの温かいご支援とご理解をどうもありがとうございます。

スポンサーサービス課 今井 かおり

支援地訪問ツアーでチャイルドの一人と

支援地訪問ツアーでチャイルドの一人と

これまでのフィリピン台風緊急復興支援についてはこちらから

 

この記事を書いた人

WVJ事務局
WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
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