【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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Sweet December! ~ サイクロン後のミャンマー

今日から12月!連日30℃を超える快晴が続くここミャンマーでも、雨季の後のこの季節は「冬」と呼ばれていて、自分のイメージする日本の「冬」とは大きく違うことに、また一つ、自分の常識が改められた気がしている。

今朝の事務所は、”Sweet December!”、こんな挨拶から一日が始まった。ミャンマーでは12月1日は、1年の締めくくりの月であり、またクリスマスのある12月が始まったことを祝う日なのだそうだ。ローカルスタッフたちは、キャンディやチョコレートなど文字通りの”Sweets”を配ったり、身近な人々と握手をしてまわったり、詩やメッセージをメールで配信したり、と、そのお祝いの表現も様々だったが、一様に皆、嬉しそうだった。

ミャンマー事務所のレセプション周りもクリスマス一色!

日々共に事業に奮闘しているスタッフが、私のところにも贈り物を持ってきてくれた。

ちょっと早いクリスマスプレゼント

ちょっと早いクリスマスプレゼント

まだ12月になったばかりなのにもうクリスマスプレゼント?と聞く私に、Sweet Decemberだからね、とスタッフ。包みを開けると、手作りのタペストリーとカードが入っていた。

このちょっとしたイベント、イギリス植民地時代から始まり、主にキリスト教団体の中で広まったという話が有力だけれど、その由来は誰に聞いてもよく分からない。でも、何だか心に温かみが湧き、優しい気持ちを思い起こさせてくれるのと同時に、人と人との距離が少し近くなるきっかけになるなぁと感じる。

私自身も、事業が順調なときはともかく、少しでも難航するとスタッフを配慮する余裕が持てなくなってしまう中、このようなイベントは他人に対する自分の態度を省みるいい機会となるように思う。

ヤンゴンの聖歌隊(一日に数グループがやって来る)

ヤンゴンの聖歌隊(一日に数グループがやって来る)

一方、事務所の外には、クリスマス・キャロル(だけではないらしいけれど)を歌って歩く一団が今日から登場した。こちらも毎年恒例とのこと。一見、日本のチンドン屋さんのようだったけれど、その歌声はなかなかに本格的で聞き応えがあった。こちらは今月いっぱい精力的に街のあちこちを転々し、募金活動を展開するという。

私がワールド・ビジョン・ジャパンに入団して今日でちょうど半年になる。このSweet Decemberの一環でスタッフから贈られた言葉の中に、”Love is a choice”というフレーズがあった。本当の愛とは、好意をもつような感情とは違い、固い決意をもって選びとることだという内容。なるほどなぁと思う。これを機に今一度立ち止まり、この地で自分ができることとその先にある人々、そして自分を支えてくれる人々を想い、それぞれに感謝すると同時に、意思をもって人間関係を築き、人々と接していこうと思いを新たにする日となった。

*このブログを書こうと、ローカルスタッフたちに「Sweet Decemberって一体何?」と改めて質問したところ、世界共通のイベントだと思っていた!と逆に驚かれ、「帰ってお婆ちゃんに聞いてみる」、とか「知っていそうなスタッフに確認してみる」など、再度盛り上がりをみせています。新たな発見があったらまた報告したいと思います!

この記事を書いた人

加藤 奈保美
加藤 奈保美
神奈川県生まれ。早稲田大学・同大学院理工学研究科にて、アジアの建築史について学ぶ。在学中に阪神淡路大震災でボランティアを経験したことから、防災や被災地支援がライフワークに。卒業後は建設コンサルタント会社に勤務。自然災害を中心とした国内外のインフラ事業に従事する。2008年6月、ワールド・ビジョン・ジャパンに入団。サイクロン後のミャンマー、大地震後のハイチで復興支援に取り組む。東日本大震災後は、一関事務所の責任者として岩手県に駐在した。2014年4月から、アフリカのスポンサーシップ事業を担当、現在は、支援事業部 開発事業第2課所属。2017年1月からネパール駐在。
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