【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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全校生徒でボランティア?びっくりポン!

先日、高校生のお子さんが持ち帰った通信簿に「奉仕」という欄があって驚いたという話を知人がしていました。「話には聞いていたけれど、本当に都立高校では必修科目『奉仕』があるんですね」と。その話を聞いて「私も高校生の時にボランティアに行ったなー」と懐かしく思いました。

高校1年だった私は、通っていた高校の課外活動で毎年行われている「近隣の施設でのボランティア活動」に参加しました。

「課外活動のボランティア」といっても、「高校1年生は行ってきてください。先生たちは学校で仕事をしています」というものではなく、高校1年生から3年生までの全校生徒と教師が複数の施設に行きボランティアをさせていただくという、学校をあげての一大行事でした。

当日の移動は、普段は教室で私たちに化学や生物、数学、英語等の教鞭をとっている学校の先生方の運転で、「いざ出発!」。活動場所に到着すると、先生方も生徒と一緒に活動です。

どこでボランティア活動をするかはその年ごとに事前に希望を出すことができたので、私は高校1年から3年で毎年違う場所に行かせていただきました。最初の年は病院、その次の年は小学校、最後の年は商業地区でした。

病院では、車イスの消毒や備品の移動など、高校生でもできることを行いました。小学校では、主に広い敷地内の庭掃除。最後の年は、路上生活者が多くいる地区で4人1組になって、食べ物や飲み物を袋に入れて、「どうぞ召し上がってください」と届けるものでした。

その後もボランティアをさせていただく機会を得ましたが、このように学校全体での活動は印象深いものとなりました。すごく大きなことをするというわけではありませんでしたが、その時、自分ができることをやってみるという経験となりました。また、社会と自分とのつながりや自分の置かれている環境について考える機会ともなりました。

ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップを通してご支援くださっているチャイルド・スポンサーの方の中にも、ご自分の周りや他者への奉仕に想いを持ち、誰かのために何かをさせていただきたいとご協力くださっている方がいらっしゃると思います。

自分も誰かに支えられて今日ここにいることの気づきと喜び、そして、自分ができることを考える、そんな瞬間が「奉仕、ボランティア」にはあるのではないでしょうか。

スポンサーサービス課 今井 かおり

ワールド・ビジョン・カフェで受付をする筆者(右)

ワールド・ビジョン・カフェで受付をする筆者(右)

この記事を書いた人

WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
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