「リベリアの白い血」という映画を観ました。
内戦からの深い罪悪感に苛まれ、その後の貧困とゴム農園での不当な重労働に苦しんだ挙句、家族のためアメリカンドリームを求めて渡米するリベリア人男性の話です。逆境にあっても生き抜こうとする主人公たちの強さと、それを受け止められず、不公平と不条理を克服できない社会の弱さが心に残りました。
私も現場に行くと、貧しくても強く生きる人々に出会います。
彼らの窮状を変えたいと活動していますが、私たちも、彼らが豊かに生きることのできる社会に変わっていきたいと思いました。
事務局長 木内 真理子
*こちらの文章は、ご支援者向けに発行しているニュースレターに連載しているコラム「世界に思いをはせて」を転載したものです。
この記事を書いた人

- WVJ理事・事務局長
- 青山学院大学を卒業後、国際協力銀行(JBIC)前身のOECFに入社。途中英国LSE(社会政策学)、オックスフォード大(開発経済学)での修士号取得をはさみ、アフリカ、インドネシア、フィリピンにおいて円借款業務を担当。母になったことを契機に転職。東京大学にて気候変動、環境、貧困など21世紀の課題に対応するSustainability Scienceの研究教育拠点形成に従事。「現場に戻ろう」をキーワードに08年10月よりWVJに勤務。アフリカ、中南米、ウズベキスタンを担当。2011年5月より、東日本緊急復興支援部長。2013年4月より副事務局長。2017年4月より事務局長。2020年4月より現職。東京工業大学非常勤講師、JICA 事業評価外部有識者委員、JANIC理事、日本NPOセンター理事、タケダいのちとくらし再生プログラム助成事業選考委員
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