【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

Read Article

ココベちゃん撮影秘話

機材を載せて、首都アディスアベバからチャイルドが待つ村にいざ出発

機材を載せて、首都アディスアベバからチャイルドが待つ村にいざ出発

早いものでエチオピアから帰国して、2カ月がたとうとしています。

今回、テレビ番組「世界の子どもの日常生活」の撮影で旅立ったエチオピア、途上国に暮らす子どもたちの日常生活をドキュメンタリー形式でお伝えする番組のため、撮影クルーやスタッフは朝から夕方までチャイルドに密着しました。

撮影2日目に密着したのは、6歳のココベちゃん。
生まれた年に、病気で両親を亡くしているココベちゃんは、おばあさんと一緒に暮らしています。

番組で撮影するチャイルドは、エチオピアのスタッフから送られてくる情報をもとに、日本であらかじめ決めていたのですが、エチオピアのスタッフからは「ココベちゃんを撮影するのは難しい」と聞いていました。理由は、ココベちゃんの家が遠くて、道も悪いため、日本人スタッフが重い機材を抱えて歩いて行くのは無理だろう、と判断されていたからです。

道なき道を走って先導してくれるWVエチオピアのファシリテーター

道なき道を走って先導してくれるWVエチオピアのファシリテーター

その遠さ、大変さがわからない私は、はじめ、エチオピアのスタッフがわがままを言ってるんだと勘違いし、「いや、どうしても行く!」と言って交渉しました。
するとファシリテーターが「Do you ride a horse?(馬に乗って行きますか?)」と聞きます。どうやら、車も入れないし、とても歩ける距離じゃないから、馬を用意してあげよう、ということのようです。結局、だれも馬には乗れないので、歩いていくしかありません。

「どれくらい歩くの?」と聞くと「I don’t know, maybe 2~3hours(わからないけど、たぶん2~3時間かな)」との返事。おまけに、雨季のために道はぬかるみ、時々川のようになっている場所もあるとのこと。

「うーん、確かに大変そうだ」と思ったけど、もう後にはひけません。ココベちゃんの家までは、平原の中の道なき道を進みます。もちろん街灯なんてないので、暗くなる前には絶対戻ってこなくてはいけません。

翌日、「ココベちゃんが朝、起きる瞬間から撮りたい!」という思いから、撮影隊は日の出とともに出発。
エチオピアスタッフの計らいで、車で行けるギリギリのところまで車を出してもらい、そこから歩きです。

お花を摘んで私たちを迎えてくれたココベちゃん。 あら、起きる前に到着するはずだったのに・・

お花を摘んで私たちを迎えてくれたココベちゃん。
あら、起きる前に到着するはずだったのに・・

とことことこ。ココベちゃんが起きる前にたどり着かなくちゃ!っと気持ちはあせります。とことことこ。
重い荷物をはじめから持ってくれているエチオピアスタッフは、ぐんぐん先に進んでいきます。とことことこ。
ココベちゃんが起きる予定の8時少し前にようやくたどり着くと、ココベちゃんはとっくに起きて撮影隊を迎えてくれました!あらあら。

ココベちゃんが起きる時間、水汲みに行く時間、寝る時間など、あらかじめ確認していったのですが、そもそもこのあたりの人々は時計を持っていないので、「太陽が昇ったら8時」のように時間感覚も適当です。

それにしてもココベちゃんは、このぬかるんだ道をスイスイと難なく歩いていくのですから大したものです。カメラマンもココベちゃんから遅れないように小走りでついていくのがやっとでした。

これから1年生になるココベちゃん。
夢は「お医者さんになること」。病気で亡くなったお父さん、お母さんのことを思っているのかもしれません。
ココベちゃんの夢がかないますように。

(チャイルド・スポンサーシップ課 山下)

*****

エチオピアで撮影した番組「世界の子どもの日常生活~エチオピアの子どもたちに光を」はBS12ch(TwellV)で放送されます。

初めて会った日のココベちゃん。撮影前の インタビューのために、WVエチオピアオフィスまで歩いて来てくれました

初めて会った日のココベちゃん。撮影前の
インタビューのために、WVエチオピアオフィスまで歩いて来てくれました

【今後の放送日時】

12月4日(火) 19:00-19:30
12月9日(日) 16:30-17:00
12月13日( 木) 19:00-19:30
12月19日(水) 19:30-20:00
12月30日(日) 17:30-18:00
12月31日(月) 18:00-18:30



クリスマスまでにあと3000人の子どもたちを救いたい。チャイルド・スポンサー募集

この記事を書いた人

WVJ事務局
WVJ事務局
世界の子どもたちの健やかな成長を支えるために、東京の事務所では、皆さまからのお問合せに対応するコンタクトセンター、総務、経理、マーケティング、広報など、様々な仕事を担当するスタッフが働いています。
NGOの仕事の裏側って?やりがいはどんなところにあるの?嬉しいことは?大変なことは?スタッフのつぶやきを通してお伝えしていきます。
Return Top