【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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クリスチャンではない私が感じる、ワールド・ビジョンの「キリスト教精神」

こんにちは、マーケティング第1部の加藤早紀です。支援地訪問のアレンジや、ご支援者の皆さまのサポートを担当しています。

突然ですがクイズです。

ワールド・ビジョンのロゴの右上のマークはなんでしょう?

ワールド・ビジョンのロゴ

ワールド・ビジョンのロゴ

答えは星です。星は、キリストの希望を通してあらゆる状況に光を照らしたいというワールド・ビジョンの願望を示しながら、十字架のしるしでキリスト教のアイデンティティを主張しています。

私はクリスチャンではありませんが、中学から大学までの10年間をキリスト教主義の女子校で過ごしました。今日は、そんな私が感じている、ワールド・ビジョンのキリスト教精神についてお話してみたいと思います。

ケニア出張で訪れた小学校の児童たちと筆者

ケニア出張で訪れた小学校の児童たちと筆者

私とキリスト教

とくに、中学・高校の多感な時期を過ごした恵泉女学園では、キリスト教の教えから教えられたことが多かったように思います。中でも、校歌は思い出に残っていて、今でも口ずさんで元気づけられています。

3番まである恵泉の校歌は、1番・2番・3番とそれぞれ「愛」「希望」「信仰」という言葉で始まっているのですが、「愛」「希望」「信仰」というと、思い起こす聖書の言葉があります。

“こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです”

皆さんは「信仰と希望と愛」と聞いてどんなことを思い浮かべられますか?

とても抽象的な言葉ですし、日常生活の中で使う機会は多くないかもしれません。かく言う私もその一人ですが、中学・高校で6年間親しんだ校歌のテーマであることもあり、日頃の業務の中で「信仰と希望と愛」という言葉の意味について考えることがしばしばあります。

恵泉女学園のホールにあるパイプオルガン。毎日パイプオルガンの奏楽と共に礼拝の時をもちました

恵泉女学園のホールにあるパイプオルガン。毎日パイプオルガンの奏楽とともに礼拝の時をもちました

チャイルド・スポンサーシップと愛

ワールド・ビジョンで働く中で、その中でも、とくに色々な解釈があるように思える「愛」の意味について教えられたエピソードがあります。

2019年の夏、チャイルド・スポンサーシップ支援地を訪問するツアーの同行でアフリカのケニアに出張したときのことです。

東京からケニアの首都ナイロビまで乗り継ぎを含めて空路で片道20時間、支援地域を訪問するために陸路で4時間はなれた町に宿泊し、そこからさらに2時間、時には道なき道(舗装されていないどころか、本当に文字通り道がないこともしばしば)を進んで、やっと支援地域につきました(…とおい……)。

電波が入らずGoogle MAPで場所を示すことも難しいその場所に、その地域に暮らすたくさんの方がご支援者さまたちに御礼を伝えるために集まってきてくださいました。そこで地域の長老の方がお話してくださったことがとても印象に残っています。

「私たちは皆さまのご健康と幸せを毎日みんなで祈っていました。私たちの暮らしをより良くしてくださるためにご支援くださっている皆さまに感謝申し上げます。私たちが遠く離れた海の向こうにある日本を訪問し、ご支援者の皆さまに御礼をお伝えすることは難しいと思います。皆さまがきてくださり、御礼を直接伝えられることを本当にうれしく思っています」

私は、「会ったことない私たちを、そんなに想ってくれていたの!?」と驚くとともに、地域の皆さんの愛の深さに感動しました。「実際に会うことはできない、会ったこともない誰かのことを想う」なんて、なかなかできることではないと思ったからです。

また、チャイルド・スポンサーシップの基盤には「愛」、それも「無償の愛」があることを実感した瞬間でもありました。

投資と異なり、寄付は、いわゆる、経済的・物質的な見返りを得ることはできません。遠く離れた海の向こうのチャイルドが、家族や地域の人々に見守られて成長する姿。「豊かないのち」を生きるチャイルドたちの笑顔。そんな、お金やモノでは計れないものに寄付するには、無償の愛がなくてはできないことだと感じたのです。

会ったこともない人を想う愛、見返りを求めない愛。そんな愛の形は、キリスト教の愛の形に通じるものではないでしょうか。

受益者の皆さまとご支援者の皆さまが触れ合う様子を見ながら、遠く離れた海の向こうのチャイルドが「豊かないのち」を歩むための支援をできるチャイルド・スポンサーシップの強みを改めて感じたひと時でした。

先の聖書の言葉には続きがあります。

“その中で一番すぐれているのは愛です。”

なによりもまず求められていることは愛、すべては愛あってこそ。
愛の大切さに改めて気づかされます。

ケニア出張のひとコマ。子どもたちのことを思いやり、愛をもって子どもたちに接してくれるスタッフたちです

ケニア出張にて。子どもたちのことを思いやり、愛をもって子どもたちに接してくれるスタッフたちです

愛であふれる世界を願って

さて、私の母校の校歌は「愛の泉と湧きいでし」から歌いだされます。恵泉女学園は1929年に創立され、おそらくその頃から約100年間歌い継がれる校歌です。多少古典的な言い回しもありますが校歌で説く『信仰・希望・愛』はいつの世でも重んじられる言葉なのではないかと思います。

今の世の中でこそ、「愛の泉」が湧き出でて、愛であふれる世界になってほしいと祈ってやみません。

 

マーケティング第1部 法人・特別ドナー課
加藤 早紀

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「支援地」はどこにあるの?

この記事を書いた人

WVJ事務局
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