【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

補習授業の子どもたち

しんどくてつらい仕事を、私が続ける理由~世界難民の日によせて②~

「見て!今日は満点だった!」 と嬉しそうにこちらにやってきた女の子は、算数のプリントを見せてくれた。Very goodと先生に書いてもらったプリントには、キラキラの星のシールが貼ってある。良かったねぇ、とニコニコしていたら、写真をせがまれて...

ヨルダンで補習授業を受ける男の子

緊急事態だから、教育を。~世界難民の日によせて①~

「教育」と聞くと、たいていの人が、大切なもの、という認識をしているのではないだろうか。では「教育」が「緊急」なことと思ったことは、あるだろうか。 この仕事に携わるまで、私は教育を受けられることに、全く何の感謝もなかった。 学生当時の自分は受...

毛布を配布する筆者(右)

ネパール地震緊急支援 その2 機上でのこと

ネパールに向かう機内でたまたま隣に乗り合わせたカトマンズ市内在住のネパール人、バタライ夫妻とお話しする機会を得た。彼らは現在オーストラリアに住む息子さんの結婚式に出席した帰りとのことであった。 ご主人のミトラさん(59歳)は、「無事の息子の...

ネパール地震緊急支援 その1 ネパールまでの道のり

ネパール地震緊急支援 その1 ネパールまでの道のり

さる4月25日、ネパールを襲ったM7.8大地震発生から約1週間。すでに現場で我々ワールド・ビジョン(WV)が開始した被災者支援の現況確認と今後の支援調整のため、私は現在首都のカトマンズに向かう機上にある。 今回の現場渡航は、出発地の成田空港...

意識啓発活動の様子_未来のための教育と生徒が書いたバナーを持って行進

難民との出会い~その4~  南スーダン難民の教育事情

「万人のための教育*」とはよく言ったものだ。すべての人が教育受けられるようになるために、立ちはだかる壁はあまりに大きい。 以前のブログで書いたように、私は、エチオピアにおける南スーダン難民キャンプで小学校の環境整備、運営等を担当している。学...

心の傷を癒すクラスに出席した女の子

シリア危機4年~命はあるけど「生きがい」がない

彼女は、料理用の小さなバーナーをヒータ一代わりにした殺風最なアパートで、シリアから逃げてきたときのことを話してくれた。 「ここにいては死んでしまう」 シリアを出る決心をしたのは、2年前の夏。親族の面倒を見る夫を残し、そばにあった洋服とあるだ...

首都圏の中高生に当時の写真を見せながら、震災体験を語る「南三陸町ボランティアサークル(MVC)ぶらんこ」のジュニア・リーダー(JL)

中高生の熱意 復興への提案書に

宮城県南三陸町と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろう。美しいリアス式の地形と海や山の豊かな恵み、活気あふれる復興市など、いくらでも挙げることができるのではないだろうか。 私は「南三陸町ボランティアサークル(MVC)ぶらんこ」を真っ先に思い...

家族で飲む水を運ぶアレクサンダー君(6)。台風発生直後、ワールド・ビジョン・ジャパンはライフラインが破壊された地域に安全な水を届けた

フィリピン台風1年 悲しみ乗り越えるために笑う

2013年11月8日、台風30号(英語名ハイエン)がフィリピンを襲った。最大瞬間風速100メートル超という、観測史上まれに見るこの超大型台風により、レイテ島やサマール島などフィリピン中部の島々で猛烈な暴風と高潮が発生、死者6,200人以上、...

移動診療で健診を受ける子ども2

忘れないでアフガニスタン!

こんにちは。ワールド・ビジョン・ジャパンに入団してちょうど一年になりました、平井です。 ところでみなさんは、アフガニスタンという国を知っていますか? アフガニスタン・イスラム共和国、通称アフガニスタンは、中央アジアにある国で、パキスタン、イ...

左からアシュレイちゃんジョアナちゃんメルシェちゃん(2014年11月)

フィリピンを襲ったメガ台風から1年

約1年ぶりに現場に訪れた私を、コミュニティの子どもとお母さんたちは同じ場所で迎えてくれました。 1年前は、家と仕事を失いながらも、とつとつと静かに状況を話してくれたお母さんと子どもたち。やしの葉や竹で急ごしらえした小さな掘っ立て小屋に、複数...

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