[世界難民の日]に寄せて:ハイダリじいさんのおすそ分け
今から10年ほど前、アフガニスタンで働いていたときのこと。ハイダリさんという名の、初老の同僚がいた。小柄で真っ白いひげを顎にたくわえ、顔には深い皺が刻まれていたけれど、偉ぶらずいつも明るく前向きだった彼は、若いスタッフからも慕われていた。 ...
今から10年ほど前、アフガニスタンで働いていたときのこと。ハイダリさんという名の、初老の同僚がいた。小柄で真っ白いひげを顎にたくわえ、顔には深い皺が刻まれていたけれど、偉ぶらずいつも明るく前向きだった彼は、若いスタッフからも慕われていた。 ...
私は出張で、再びエチオピアの南スーダン難民キャンプの学校を訪れた。生徒が一生懸命勉強している姿を見て少し感慨にふけってしまった。 2013年12月、南スーダン危機が起き、20万人を超える難民が隣国のエチオピアに避難した。 私が事前調査で現場...
「シリアからヨルダンに来て3年、もうこんな生活はうんざり。どうにかして生活を変えたいと思っているのに…」マンスーラと名乗る女性は泣き出した。ヨルダン北部、シリアとの国境に近いイルビドという町で、シリア難民が身を寄せる住居を訪れた時の出来事だ...
皆さま、こんにちは。今年1月にワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)に入団いたしました、緊急人道支援課の大井光一です。本日は緊急人道支援課が特に力を入れ始めている脆弱国・紛争影響国への支援について紹介させていただきます。 WVJによる支援の...
皆さま、こんにちは。谷村美能里と申します。 マーケティング第2部で、主に、企業の皆さまとの連携・協働を担当しております。 さて、いきなり個人的なお話で恐縮ですが…。 私には小学3年生の娘がいるのですが、彼女が通っている英語教室の宿題のひとつ...
2015年10月22日。この日の南スーダン・ジュバUNハウス内の国内避難民キャンプでは、いつものようにさんさんと照る太陽は見当たらず、小雨から大粒の雨へ変わり、一度止んだと思ったらまた降り出す、その繰り返しでした。雨が降っている間は、食糧が...
食欲の秋ですね。 みなさんは秋の味覚、もう食べましたか? 私は最近旬のさんまや栗、かぼちゃを食べました。旬の食材は滋味深く、体にも心にもおいしいですね。 さて、10月16日は「世界食料デー」 です。 ワールド・ビジョン では、この世界食料デ...
2018年に開催されるFIFAワールドカップロシア大会のアジア2次予選で、アフガニスタンと日本は同じグループで対戦します。(ほかにはシンガポール、シリア、カンボジアが同じグループになっています) その日本対アフガニスタン戦がいよいよ明日、イ...
世界で一番新しい国、南スーダンが再び内戦状態になってから2年半以上がたつ。2013年12月15日、「銃撃戦が始まった」と、首都に滞在していた同僚から連絡があり、東京事務所は騒然となった。 首都で発生した武力衝突は、あっという間に南スーダン各...
「お母さんは南スーダンで亡くなったんだ。それでも、僕は学校に通い続けることにしたよ」 そう語るのはエチオピアの南スーダン難民キャンプに暮らす、18歳のチュオル君(仮名)。チュオル君は南スーダンの紛争から逃れるため、家族と離れ離れになって、1...