【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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ボボナロ漫遊(湯)記

今回は完全にプライベートな話を一つ。
ブログを読まれている皆さまの中にも温泉の好きな方もおられると思う。だいたい地殻の動きが活発なところでは温泉が出るが、ティモール島も例外ではない(たまに地震も起きる)。

東ティモールでも何カ所か温泉があるらしいが、その中でも東ティモール随一の温泉と言われている温泉が自分の駐在地である東ティモール西部のボボナロ県にある。ティモールで温泉と言えばここ、ボボナロ県の誇り、その名はマロボ温泉という。

山の中にあります

山の中にあります

秘境と言いたいところだが知名度は比較的高く、やる気と時間、移動手段さえあれば誰でも行ける。
首都ディリから西へ行くこと4~5時間、ボボナロ県の中心地であるマリアナの街に着く。そこから山道が始まるが、山道を行くこと1時間弱で温泉の入り口まで行ける。ここからは道路が非常に悪いので雨期に行くのはお勧めできない。

ゲンコツサイズ、頭蓋骨サイズの石がごろごろしている急な山間の悪い道を下っていくと、まぎれもない濃厚な硫黄のにおいがする。そして源泉が湧いているのが見える。源泉は熱すぎるので湧いている所には入れない(卵を持ってきて温泉卵を作るのが玄人の楽しみ方らしい)。

ここで水に打たれる

ここで水に打たれる

源泉から下ること数百メートル、そこには1メートルほどの高さで源泉が分かれて小さな滝のように流れ落ちている場所があり、そこで水に打たれるのが楽しみ方の様。

さっそくトライしてみると非常に熱い。多分40度半ば近くはあるであろうと思われる。足が痛くすぐに真っ赤になってしまう熱さだ。だが頑張れば入れないほどではない。

その下流には25メートルほどのプールのようなコンクリートの水槽になっており、こちらがどうやら日本でいう湯船になっている様。

浴槽

浴槽

肝心の湯加減の方はというと多分30度後半で熱い湯が好きな人には少し物足りないが、長く入るにはしんどくない程度のなかなかの湯加減だ。少し青みがかった乳白色はしっとりしており、水量もティモール随一の温泉に恥じない立派なものである。この浴槽から見る周りの景色(山、森、谷、段々畑)は美しい。

ちなみにこの湯船は片側が深くなっており2mほどあるので、貸切状態の湯船で泳ぐことも可能だ(日本的な温泉感からいうと行儀がよくないかもしれないが)。自分が行ったときはほかの利用者はおらず、後から地元の若者のグループが1組来ただけだった。

日曜日でこの空き様だと、すこしもったいない気もする。県政府ももう少し温泉を整備したら観光資源になるだろう。頑張れボボナロ県。応援してるぞ。

最終評価:

  • 湯加減:4点 (色々な湯加減が楽しめて良い、水槽でゆっくりつかるのもよし)
  • ロケーション:4.5点 (美しい風景を独占できる。植民地時代の廃屋も雰囲気がある)
  • 健康感:4.5点 (泥が豊富で泥パック可。ゆっくりつかると節々の痛みにも効きそう)
  • 便利感:1点 (四駆車かバイクは必須、県民以外はかなりのやる気も必須。売店は皆無)
  • 平均:3.7 点(5点満点)
三浦スタッフの働く地域の子どもたち

三浦スタッフの働く地域の子どもたち

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