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環境が人に与える影響

スーダンでのようす

スーダンでのようす

2011年9月の出張で、ザンビア共和国のルサカに1週間程滞在しました。
私は、現在、海外事業部にて助成金事業の財務担当をしています。新規事業の開始に際し、現地スタッフと事業に関する細かい調整や説明の為にルサカを訪問しました。

私は、当団体の某部長のように多くの国を訪れた事はありませんが、アメリカでの留学経験やその後の出張経験などから初めて訪れる土地に行っても、それほど驚く事はありません。ただ、今回訪れたルサカでは、今まで感じていた危機感を実際に目のあたりにしたので大きな衝撃を受けました。

ルサカは、ここ数年で著しい成長を遂げています。確かに新しい建物や我が国(JICA)が引いた立派な道路などがあり、アメリカの小さな地方都市ぐらいの規模の街です。
私が驚いたのはそういった建造物などではなくそこで生活を営んでいる人達です。もう少し詳しくいうと行き交う人々の行動や態度です。
日本語で良い表現が見つからないので、英語で表現するとルサカの人たちはDynamic且つVibrant!滞在中、1度だけモール(ショッピング・センター)を訪れたのですが、そこを行き来している人たちの行動を見ているだけで、ルサカに住んでいる人たちの勢いを感じました。

私がこの滞在で何に一番危機感を覚えたかというと、ルサカのような環境で育つ子どもと日本で育つ子どもたちに与える影響の差です。
子どもの育つ環境は、その子どもの成長に少なからず影響を与えます。例え同じ家族に育てられたとしても日本で育つか成長の著しいルサカのような場所で育つかでは、大人になった時の思考や周りの状況等に対する対応やその能力に大きな違いが現れます。

現在の日本の子ども達の取り巻く環境を考えると、彼らが大人になった時に世界で競争していかないといけないのは、ルサカのように著しい成長を遂げている地域から出てくる優秀な人材です。
今回の訪問では、天然資源のない国、日本の唯一の資源(Capital)と言える人財(Human Capital)の将来を非常に憂慮しました。

日本の将来を担う子ども達の為にも私達大人が難しい決断をして20年後しいては40年、50年後の日本の姿を真剣に考えないといけない時が近づいているような気がします。社会保障等の議論も大切ですが、本当に必要なのは子ども達が将来世界で対等に戦っていけるような環境(教育環境に限らず)を作り過去ではなくて将来の為に投資する事ではないでしょうか。

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