【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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IMF・世界銀行年次総会リポート(4)

タウンホール・ミーティングのようす

タウンホール・ミーティングのようす

Policy Forum最終日のハイライトは、タウンホール・ミーティングと呼ばれる、IMF専務理事と世界銀行総裁を囲んでの話し合いです。

今回Policy Forumに参加したCSOのメンバーは誰でも参加できる開かれた場で、CSOから誰でも自由に(時間制限はありますが)二人に質問し意見交換ができます。CSO側からは世界銀行・IMFへの批判も出ましたし、質問や願望などもありました。

ゼーリック世界銀行総裁とラガールデIMF専務理事

ゼーリック世界銀行総裁とラガールデIMF専務理事

一つ感心したのは、それらの質問や意見に対して二人の責任者が大変丁寧に、且つ冷静、論理的に答えていた姿でした。世界銀行やIMFの政策に反対する人は多いと思いますし、実際問題だと感じることもあります。しかしそれら批判を批判として受け止めつつ、自分たちの立ち位置を明確に説明する姿勢。どこかの国の政治家や官僚の方々に学んで欲しいな、と思ってしまいました。

この記事を書いた人

片山信彦 理事長ワールド・ビジョン・ジャパン理事長
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、2000年から2017年まで事務局長。2017年4月から常務執行役員、常務理事などを歴任。2023年10月より現職。
その他の役職: 社会福祉法人キングス・ガーデン東京 理事長
公益財団法人国際開発救援財団 理事
福音主義医療関係者協議会 顧問
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2020年 立教大学大学院キリスト教学研究科修了(神学修士)
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)、「国際NGO が世界を変える」(東信堂)
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