【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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ドイツG8サミット訪問 6/1・2日

6月1日(金)

早朝成田をたって、フランクフルト経由ベルリンへ。1時間ほど飛行機の到着が遅れたが、無事ベルリンのホテルに午後6時に到着。WVIアドボカシー(G8担当)のKelと待ち合わせて夕食を一緒にする。10日間の大まかな予定を確認。

6月2日(土)

デモの様子

デモの様子

朝6:15分にホテルを出発。Kelの運転で、ロストックへ向かう。3時間弱でロストックへ到着。ホテルへのチェックインを済ませ、バスで10時にロストックの中央駅に向かう。すでに今日のデモのために駅周辺に人が集まり始めている。駅を起点にして市内をデモ行進して、港までの約3時間のデモ行進の予定。

日本でのデモは最近、年配者や組合関係者が多いと聞くが、ここは若者が圧倒的に多い。11時にWVドイツのアドボカシー担当である、エキ(Ekki)と待ち合わせる。一緒に駅前で行われているデモ出発前の集会に参加。Silvia(WVメディア担当)と合流。ちょうど、NTVの取材をMarwin(WV, HIV/AIDS担当)が受けるところでその様子を見てから、集会会場を歩く。

集会が終わり、デモが出発する時間になり、デモはゆっくり歩くため、デモのゴール地点に先に向かおうと、ロストック中央駅に来たときに、SVAの秦さんに会う。今到着したとのことで、ホテルへの行き方が分からず困っているとのこと。日本のNGOの多くが泊まる予定のホテルは、市内の中心部にあり、駅からデモの最終地点に行く途中にあるため、秦さんをホテルまで案内することにした。ホテル到着後、JANICの下澤事務局長、宮下さんと合流し、昼食。その後デモに参加。

周りには警官隊が・・・

周りには警官隊が・・・

デモ参加者の正確な数字は分からないが、少なくとも1万人以上いたことは確かだと思われる。最終ゴール地点へ到着したのでホテルに戻ることにする。何も暴力的なことは見えなかったが、ホテルに戻ってから、CNNで、デモ参加者の一部が暴れて、催涙弾や放水車で警察が押さえ込もうとし、衝突したことが放送されていた。確かに、一部には明らかに何か起こそうとしているらしいグループがいたのを思い出した。暴れたり、暴力行為は良くない。デモの主催者の中心は、ATTACKと言うNGOと組合関係者らしい。彼らの主張は、グローバル化に反対で、グローバル化を進めようとするG8の開催に反対というもの。来年の日本での活動は平和的なものであってほしい。

この記事を書いた人

片山信彦 理事長ワールド・ビジョン・ジャパン理事長
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、2000年から2017年まで事務局長。2017年4月から常務執行役員、常務理事などを歴任。2023年10月より現職。
その他の役職: 社会福祉法人キングス・ガーデン東京 理事長
公益財団法人国際開発救援財団 理事
福音主義医療関係者協議会 顧問
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2020年 立教大学大学院キリスト教学研究科修了(神学修士)
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)、「国際NGO が世界を変える」(東信堂)
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