【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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クリスマス・メッセージ

私が経験した素晴らしいクリスマスの一つは、香港で過ごした静かなクリスマスでした。クリスマス・ツリーもケーキもプレゼントもありませんでした。何人かの友人と集まり、電気を消して、ろうそくを灯し、闇の中に光が輝いていることの素晴らしさを感じつつ、沈黙の中で聖書を読み、静かに賛美歌を歌いました。静かでシンプルなクリスマスでしたが、この時喜びに満たされて、イエス・キリストの誕生の意味をより深く味わうことができた様に思いました。

chirstmastree聖書はイエス・キリストは人々を愛し、人々の痛みや苦しみ、罪を担うためにご自身を与え、最後には十字架上で死を迎えたと語っています。その意味では究極の自己犠牲を通して愛を表しました。クリスマスはイエス・キリストにとっては十字架の死に向かうための人生の始まり、誕生日ということになります。

私たちを含む今日の世界は、自己犠牲とは無縁の自己主張、自己顕示に満ちた世界に見えます。そこに紛争やテロなどの多くの問題の根源がある様にも感じます。クリスマスは、私たちが他者を愛すること、他者のために仕えること、他者と共に生きることを具体的に考え、見直す良い機会ではないでしょうか。愛されるよりも、愛する者に、仕えられるよりも、仕える者に、受けるよりも与える者になることの素晴らしさを味わいたいものです。

今年のクリスマス、教会を訪れてみると、もしかして今までとは違うクリスマスを味わえるかもしれません。

この記事を書いた人

片山常務執行役員
片山常務執行役員ワールド・ビジョン・ジャパン常務執行役員
大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。
1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、事務局長。
1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。
2001年から常務理事を兼務。2017年3月で事務局長を退任。
現在、常務執行役員。https://www.worldvision.jp/news/shien/20170331.html
共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)
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