【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

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バングラデシュにて、5年間の活動計画作りをしています

女性グループと話をする筆者

女性グループと話をする筆者

ワールド・ビジョン・ジャパンでは、毎年、チャイルド・スポンサーシップによる新しい地域開発プログラム(ADP)を始めていますが、今年度中(ワールド・ビジョンの会計年度、2008年10月から2009年9月の間)は、9つのADPを開始する予定です。そのうちのひとつが、バングラデシュでの3つ目のADP、ビロルADPです。
ADPの長い支援期間の第一フェーズとなる5年間の活動計画つくりのため、今年の6月にその支援地域を訪問しました。この活動地域はバングラデシュの北西部のインド国境沿いにあります。この地域でワールド・ビジョンが支援活動を行うのは初めてで、現地のスタッフもドキドキ・ワクワクです。

計画作りには、支援活動の受益者であるコミュニティの住民の参加が最も重要で、訪問時にもいくつかの村で、グループ・ディスカッションを行いました。
その時のことです。女性たちが保健・衛生についての話し合いをしていたとき、私が「ワールド・ビジョンのADPは10年以上も支援を継続する活動だけど、この地域が十分発展したら、もうワールド・ビジョンの支援が必要なくなり、この地域から去るときが必ず来ます。」というと、
グループの女性たちは「それはそうだ。そうしたら他にもワールド・ビジョンの支援が必要な地域がもっとたくさんあるはず。そこへ行けばいい。」と言いました。
ともすれば、「いつまでも、できるだけ長くここにいて支援を続けてください」といわれる経験よくするのです。
しかし、ここの地域の人たちの返事は違いました。いつかは自分の足で立って歩んでいかなければいけない、このことへの心の準備が既にできているように思えました。
これは、これまで行ってきたこの地域でのアセスメントや計画作りの過程で、コミュニティの人たちのオーナーシップ、参加を尊重してきた結果ではないかと思え、これからの支援活動が楽しみになった訪問でした。

この記事を書いた人

今西浩明
今西浩明支援事業部 部長
1983年大阪府立大学農学部農芸化学科卒業後、総合化学メーカーの日産化学工業株式会社の農薬部門で6年間勤務。同社を退職後、1989年11月より3年1カ月間、国際協力事業団(JICA)青年海外協力隊員としてバングラデシュへ派遣され稲作を中心とした農業・農村開発の活動を行う。その後、青年海外協力隊調整員として3年6カ月ネパールに滞在、次いで青年海外協力隊シニア隊員として再度バングラデシュに派遣されモデル農村開発プロジェクト・協力隊グループ派遣のリーダーとして2年3カ月間、農村開発の業務に携わる。
2000年9月より米国フラー神学大学院世界宣教学部(Fuller Theological Seminary, School of World Mission)へ留学、異文化研究学修士(MA in Intercultural Studies)を取得。ワールド・ビジョン・インディアのタミールナドゥ州パラニ地域開発プログラム(Palani Area Development Program) での4カ月間のインターンシップをはさんで、2003年9月より英国サセックス大学大学院に留学、農村開発学修士号を取得する。
2004年12月国際協力機構(JICA)アフガニスタン事務所企画調査員として8カ月間カブール市に滞在。2005年9月よりワールド・ビジョン・ジャパンに入団し、支援事業部 部長として勤務している。
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