【スタッフ・ブログ】国際NGO ワールド・ビジョン・ジャパン

フィリピン“語学留学”と”カフェ”とのすぐ隣にある、スラム

フィリピン“語学留学”と”カフェ”とのすぐ隣にある、スラム

「語学留学にフィリピンに行く!」と、大学生のいとこから聞いたのは年末だった。ワクワク楽しそうに話す彼女を見ていると、その翌月には自分が「厳しい環境の中に生きる子どもたち」の取材のために、同じ国に行くことが信じ難かった。 今年1月、私は、厳し...

現地のスタッフと筆者(中央)

ネパール:事業地までの道

年が明けて間もなく、ネパールにやって来た。 ワールド・ビジョン・ジャパンでは、このたびネパールで新たに事業を始めることになった。活動地域はドティ郡という極西部、観光ガイドブックなどにはおよそ登場しない辺境の地にある。 この地域ではチャイルド...

人身取引予防に取り組む中学校の生徒たちと池内スタッフ(2012年撮影)

質問のアート

支援事業のモニタリングというのは、私たちにとってはとても大事なもので、現地を訪問して、見て、観察して、感じて、現地がどう動いているかを質問の中から理解するいい機会です。質問するときは、事業のインパクトとか、事業計画と活動進捗状況の齟齬とか、...

ヌルジャハンとの出会い

ヌルジャハンとの出会い

私たちが支援をしている途上国の子どもたちのことを想うとき、いつも最初に思い出す女の子がいる。27年前(1989年)の11月、青年海外協力隊の一員として赴任したバングラデシュの任地で、私の家(と言っても、研修センターのトイレシャワー室付きの1...

話を聞かせてくれたアミナ

まなざし|インド

中島みゆきさんの「ファイト!」という曲をご存知でしょうか。初めてこの曲を聴いた時、とても衝撃をうけたのですが、特に「ガキのくせにと頬を打たれ、少年たちの目が年をとる」という歌詞が強く印象に残りました。理不尽や不条理によって、子どもの心が傷つ...

子どもへの贈りもの

クリスマスも近づき、「子どもに何をプレゼントしよう?」「サンタさんに何をお願いしよう?」と考え始めた方も多いのではないでしょうか?どんなものをあげたら喜ぶか、子どもたちが喜ぶ顔を想像しながらプレゼントを選ぶのはワクワク楽しいですよね。 私の...

おばあちゃんの畑仕事を手伝うキムヤンちゃん

もしもこの子が、私だったら。 ~一人残された少女、キムヤンちゃん~

タイとの国境に近い、カンボジア北部の小さな村。 キムヤンちゃん(9歳)はここで、おばあちゃんと2人で暮らしている。 まんまるの顔にあどけなさが残る、可愛らしい女の子だ。おばあちゃんにピッタリくっついて離れない様子も相まって、年齢より随分小さ...

地方の保健施設で見かけた「換気口付き改良型ピットラトリン」エチオピア

トイレの話

ユニセフによると2015年時点、世界では24億人が、改善された衛生設備※を使用できていません。 不衛生な水と衛生設備(トイレ)を改善することにより、すべての死亡の6.3パーセント、あるいは少なくとも9.1パーセントの病気を防げる可能性がある...

【福島からこんにちは】仮校舎で学ぶ子どもとともに

今回は夏休みを目前に控えたある猛暑の日に、子どもたちとたくさん汗をかいて遊んだ出来事を紹介します。 この日訪れたのは福島県二本松市にある浪江町立浪江小学校・津島小学校です。この2つの小学校は2011年3月に発生した東日本大震災と原発事故によ...

「子どもの保護と啓発センター」の前で、バサさんと筆者

移民の子どもたちを守る ―バサ長老の決意

白く長いあごひげ、顔に深く刻まれた皺(しわ)。28年前に故郷のミャンマーを離れ、いま国境の川をはさんだタイの町で暮らすバサさんには、まさに長老と呼びたくなるような風格があった。「子どもたちこそが我々の未来です。私はその未来を守りたいのです」...

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